このブログはトリケラトプス Triceratops を中心に様々な施設、イベントの感想・考察・情報をお伝えしているブログです。もし良かったらですね、チャンネル登録と高評価よろしくお願い致します。ケラトプスユウタです。
名古屋港水族館レポート2回目のお時間です。
早速いきましょう。
15時半。南館へ侵入しました。北館の展示は鯨類のみで構成されていましたが、その他の海洋生物が南館に展示されています。
展示を観る前に昼から絶食状態にあったので館内のレストラン『アリバダ(Arribada)』で腹ごしらえする事に決めました。
ちなみに Arribada とは、スペイン語で「到着」や「上陸」を意味し、多数のウミガメのメスが産卵のために一斉に砂浜に上陸する現象を指すこともあります。コスタリカのオスティオナル海岸のアリバダが特に有名ですね。

見てください。ナンキョクオキアミ Euphausia superba を食材として提供してたようです。

店内はトラファルガー海戦におけるホレイショ・ネルソン提督の旗艦、帆走木造戦艦最盛期の第一級艦として活躍したヴィクトリー号の艦内の食堂のような装いです。

水族館あるあるですが、店内に水槽がありきれいなカワスズメ類(シクリッド) Cichlidae たちが泳いでいます。

僕はサメ肉を使ったシャークフライがトッピングされた『シャークフライカレー』とワニ肉を使った『フライドクロコダイル』をいただきました。美味しかったです。

キャプションによると、“地球の歴史は46億年をさかのぼるといわれ、その創成についてはほとんど解明されていません。しかし、この地球は水をたたえ、そこに生命が誕生しました。
地球の歴史を考えるとき、その時代区分は生物の進化を基準にしています。つまり、ある時代に繁栄した生物の化石を時計(基準)として時代分けを行うと、古い時代には原始的な単純な構造の生物が出現し、それが次第に複雑な生物に進化していきます。
この化石のレリーフは、そんな悠久な生物進化の時の流れを、基本にしながら動物たちを中心に創作したものです。
生物進化の扉の一ページを開き、その舞台となった母なる海へ旅立ってください。”とのこと。
この文はかなり古典的な進歩史観タイプの進化説明ですね。
進化は複雑化を目指すプロセスじゃないです。適応の結果として複雑化する場合があるだけで、実際には単純化も進化の典型例の一つです。
進化の本質は「単純→複雑」ではなく「分岐」ですのでね。
ただし、グールドの言葉を借りれば、結果として「最大複雑度の上限は時間とともに上がる」ので、「より複雑なものが後に現れる」は統計的には言えてます。

あとキャプションにトリケラトプスみたいなやつがいました。奥のメガケロプスみたいなやつと比べると小さいですが、手前のステゴサウルスみたいなやつと比べると大きいです。

クロマグロ Thunnis orientalis
実物大の模型。

クロマグロの骨格標本。
これは初めて見たと思います。カブトと言うだけあって頭の方がかなりしっかりしたつくりですね。

イワシトルネードの観れる大きな水槽。

マイワシ Sardinops melanostictus のこういった展示は美しくて、どこで観ても楽しいものです。





ボタンで水深に対応した暗さを3段階で操作でき、それによってそれぞれの暗さで水槽内の赤いサカナがどう見えるかというインタラクティブな展示。サカナたちには迷惑かもしれないですが学習的で良いと思いました。


ハンドルを回すと水流の向きが変わり、向流性のサカナたちが水の流れんに向かって定位する様子を観察できるというインタラクティブな展示。彼らは目でゴミカスの流れを見て流れを感じたり、水の圧力を感じたりしているそうです。サカナたちには迷惑かもしれないですが学習的で良いと思いました。


1匹だけで飼育されているご様子でした。若いアオリイカは仲間意識があり社会性をもつと習ったんですが、この個体は若くないのでしょうか。

深海では餌が少ないので広い範囲を触覚的に探るために脚が長くなっていると言われています。なお属名の意味は「大きい手」です。

リンボウとはリンボーダンスではなく輪宝(りんぼう)の事。輪宝はインドの投擲刃物チャクラムに由来する密教宝具です。
種小名の yoka は九州方言の「良か」に由来するそう。
長いトゲは、ひっくり返りにくくなるのに役立つと考えられているらしいです。化石カメのシネミス・ガメラ Sinemys gamera の翼状の突起みたいですね。

まだ序の口ですが、このように南館はサカナや無脊椎動物など、多様な海の生き物が並び、展示の雰囲気も賑やかになります。
水深や水流を体験的に理解できるインタラクティブ展示など、観察と学習をうまく両立させた展示がいくつか見られ、見応えありです。
水族館というと派手な大型生物に目が行きがちですが、こうした展示を通して改めて感じるのは、海の生き物たちの形や行動がそれぞれの環境に合わせて巧みに進化してきたという事実です。
今回はここまでですが、名古屋港水族館レポートは#3へ続きます。
それじゃ👋
