
ここから第5章『太古の海の支配者たち』
モササウルスのウォーカー Walker
個人的には、2023年の『恐竜科学博』でも目玉展示の一つだった印象が強いモササウルスの全身骨格。巨大なマウントだけあって、今回の展示でも圧倒的な存在感を放っています。モササウルスは本展のキービジュアルにも登場しており、肉食恐竜だけにとどまらず、中生代のハンターを広く見せる存在としてかなり推されている印象です。

イクティオサウルス(イクチオサウルス) Ichthyosaurus
メアリー・アニングに発見されてそうな顔してます。

ここに来てリアルな千葉ローカルの化石。
千葉県銚子市犬吠埼層(下部白亜系アプチアン階)の海生爬虫類の椎骨の断片だそうです。
魚竜類だとすると東アジア初の白亜紀の魚竜類化石ということになるそう。


犬吠埼層のサメの歯
犬吠埼層の展示は標本の滋味深さやキャプションからするとほぼ恐竜くんの手はかかっていない印象を受けました。一般的な地方博物館のお手本のような、現実的でありながら銚子の有望さを感じさせる展示です。
追記: 図録でこのあたりの展示のみ千葉県立中央博物館の伊佐治鎭司さんの手によるものという事がわかりました。

この標本は六本木で開催された恐竜科学博で初公開されたやつだからおぼえています。
エラスモサウルス Elasmosaurus の幼体
いつも言ってるけど頸の長い長頸竜類ってなんで頸が長いんでしょうか?

ヘスペロルニス Hesperornis
最近ヘルクリーク層産の恐竜のコプロライトからヘスペロルニス類のものとされる大腿骨片と脛足根骨片と羽毛が発見されたので非常にタイムリーです。
非恐竜類の中生代海棲爬虫類たちの中に純然たる中生代海棲恐竜がしっかり展示されている事が嬉しいです。
奥の復元画も好きです。

ドゥンクレオステウス(ダンクルオステウス)・マルサイシ Dunkleosteus marsaisi
よく見る本属は北米産の D. telleri なのでモロッコの本種はレプリカと言えど個人的にはけっこう珍しいと思います。
