恐竜王朝 Dinosaur dynasties #6 Bレックス & ベッキーズジャイアント

理系科目だいたい苦手。ケラトプスユウタです。

今更なんですけど、今まで5回にわたって紹介してきた特別展のタイトルは「新発見 恐竜時代の支配者 進化するモンタナの恐竜たち」です。恐竜王朝とかそういうのじゃなかったです。

…というわけで続きを見ていきましょう。

史上最大のエドモントサウルス・アンネクテンス Edmontosaurus annectens の一つとして数えられるベッキーズジャイアント Becky’s giant ことMOR 1609 の上顎骨。並みの成体エドモントより50%以上も巨大。

全長は15mと推定されています。

このバケモノ感はこの写真では伝わらないのが残念です。

2体分のエドモントサウルス・アンネクテンス頭骨。1枚目左と2枚目が UCMP 128372。1枚目右と3枚目が MOR 003(元アナトティタン Anatotitan)。

ハドロサウルス類 Hadrosaur 皮膚印象。なぜハドロサウルス類は皮膚印象が(比較的)多く残されているのだろう?

エドモントサウルスの大腿骨。(2枚目見切れてますね…)

同じく肩甲骨。

ティラノサウルス・レックス Tyrannosaurus rex

MOR 1125 またの名を Bレックス B-Rex。ティラノファンなら噂には聞いたことあるでしょう!

卵を持った鳥類のメスにしか見られないという骨髄骨が保存されていたという事で、当時は科学的にメスである事が示唆された唯一の恐竜でした。

ただし頭だけの展示!

同じくティラノサウルスの MOR 980 またの名を ペックスレックス Peck‘s rex。下顎の穴は鳥類の感染症の原因となる原生生物トリコモナスに似た生物のしわざらしいです。

ティラノならではのマニアックな研究ですね。

見て気持ちの良いものではないでしょうけど、こちらが感染症患部の拡大画像になります。

チョンパーことMOR 6625。実際に見つかっているのはほぼ歯骨だけらしいです。既知の博物館に収蔵されているティラノサウルスでは最小とのこと。

(ナノティランヌス Nanotyrannus である可能性はないのかしら?)

省みるとわりと面白い標本が揃っていたんですね。

次回はトリケラトプスがトリを飾ります!