雪が浅く積もった道を走りながら向かったのは、ラドヤード Rudyard という小さな町です。
前回言い忘れてましたが、最終目的地はヘルクリーク層 Hell Creek Formation (白亜紀後期マーストリヒチアン期)の横たわるマコシカステートパーク Makoshika state park です。ケラトプスユウタです。
その道中にある面白そうな施設に寄り道していこうというところ。
ラドヤードはチョトーの町から車で北東に2時間ほどの場所にあります。その近くでカモハシ竜のグリポサウルス Gryposaurus が見つかっているそうです。
ここにはデポット博物館と恐竜ホール Depot Museum & Dinosaur Hall という施設があるとの情報でした。
公式サイトはこちら👇
https://mtdinotrail.org/depot-museum/
はい。これ見てもわからないと思いますが、冬季休暇に入られていました。
冬季休暇!
ステキな響きですね🤓
放し飼いのイヌに吠えられただけでラドヤードを後にしました。
例え無駄足を繰り返しても、進み続けます。
次に向かったのは、ラドヤードからはこの地図をご覧の通りの距離にありますハバー Havre の町。そこそこ大きな町です。
ここにはヘンリー・アール・クラック博物館 H. Earl Clack Museum という博物館があるはずです。
一階建てのショッピングモールに看板を発見。
でも入り口は見つかりません。代わりに空きテナントを見つけておじさん嫌な予感👵
ピーマンが入ってるピザ食ってる場合じゃない。
ショッピングモールの中を散策していると星条旗とカエデの旗がありました。国境付近ということを示しています。
奥に進むと恐竜のシルエット型のカットアップ(近くの部屋には For lease の文字)👵
ところが! ちゃんとありました!
クラック博物館。
クラックはジョージ王朝の頃のイギリスの古典的な家屋を再現した自宅をハバーに建てて暮らしていた人物ということだけわかりました。その家は現在国立史跡に指定されているそうです(参考文献)。
特に恐竜にゆかりのある人ではなさそうです。
当館は入場無料。
マイアサウラ Maiasaura 幼体が最初の展示。メルヴィン Melvin と呼ばれているそうです。おそらくオリジナル標本の愛称ではなくこのレプリカの愛称でしょう。
メルヴィンの後ろには成長段階別のマイアサウラ大腿骨。いずれも未成体のサイズですね。
タッチ要員の化石が11点、雑多に置いてあります。中央の大きいのはハドロサウルス類 Hadrosaur の大腿骨(たぶん)。
すごく変わったランベオサウルス Lambeosaurus の頭骨。詳細不明。
キャプションによるとランベオサウルスの卵。他で見たことないので同定は怪しい。
あとおばちゃんの写真邪魔だよ!
チョンパー Chomper とキャプションのついたアルバートサウルス Albertosaurus のハンティングトロフィー(当然模型)。
チョンパーと言うと同名のティラノサウルス幼体がいますけども。
それにしてもそそる前歯…🤤
様々な恐竜の様々な骨が寄せ集めてあります。ハドロサウルス類が多いようですが、右手前には獣脚類 Theropod (キャプションではティラノサウルス Tyrannosaurus) の爪(末節骨)。
胡散臭いスティギモロク Stygimoloch 型パキケファロサウルス Pachycephalosaurus
キャプションではスティギモロクだったのでモンタナ州立大学の息はかかっていないようです。
ダッキー Ducky と呼ばれる展示。
キャプションによると6体分のランベオサウルスのエンブリオ(胚)化石らしいです(難易度高い)。
あとは歴史の展示。
ロデオに関するもの。
アメリカアカシカ Cervus canadensis のハンティングトロフィー(実物)
これトイストーリーに出てましたよね。
クラック博物館の公式サイトはこちら👇❗️
http://hearlclackmuseum.org/home.aspx
ようやく休館してない博物館にたどり着いたと思ったらこれかよと言ったところですが、入場無料なので文句は言えません。おすすめはしませんが、僕はそれなりに楽しませて頂きました。
今日もありがとうございます。
それじゃ👋