多湿は得意です。ケラトプスユウタです。
何事もなかったかのようにブリガムヤング大学古生物学博物館の展示物紹介を再開します。
いよいよ恐竜が登場。ユタ州を始め、複数の州をまたぐジュラ紀後期のものとしては最も有名な地層、モリソン層 Morrison Formation の恐竜たちです。
上からアクロバティックなカンプトサウルス Campthosaurus、尻尾こんなに長かったっけなアロサウルス Allosaurus、アパトサウルス Apatosaurus 腸骨。
もっさりぎみの頭骨。
補完していないアロサウルス頭骨実物。
アロサウルスの視線の先にはライバルのトルヴォサウルス Torvosaurus
子供が泣くほどの迫力のトルヴォサウルス・タンネリ Torvosaurus tanneri はアロサウルスやカンプトサウルスと同じジュラ紀後期の北米(モリソン層)の大型捕食動物です。
この復元の妥当性はよく知りませんが。
カマラサウルス・レントゥス Camarasaurus rentus
CM 11338
亜成体の見事な全身骨格レプリカ
カマラサウルスを語る上で避けて通れない標本です。
よく当ブログで紹介しているのはカマラサウルス・スプレムス C. spremus なので一応別種扱い。どこが違うのかは把握してませんが。
ブラキオサウルス・アルティトラクス Brachiosaurus altithorax
胴椎と上腕骨。床に直置きは良いとして、キャプションを標本の上に置くのはどうなんですかあなた。
立派な珪化木 Petrified wood
悪く言えば石炭のなりそこない。
アパトサウルス Apatosaurus のさまざまなパーツ(胴椎、頸椎、肋骨、腸骨)(だと思う)
見づらいと思いますが、黒い小さな矢印は傷を示していて、死んだ後に腐肉食動物にかじかじされたものとされています。
ステゴサウルス Stegosaurus の骨盤と尾椎とプレート(骨板)。敢えてクリーニングが完了してない物を展示しているっぽいです。ちょっと珍しいですね。
美しいオスニエロサウルス Othnielosaurus
ご覧の通り、頭部や尾の大部分を欠いていますが、それ以外が関節した状態で保存されています。
今日はスター恐竜たちの素晴らしい標本に免じてこのくらいで勘弁してください!
サヨナラ!