命は常に命の為に戦う。ケラトプスユウタです。
今日はユタ州立自然史博物館(UMNH)編、最後の記事です。さっそくやっていきましょう。
原竜脚類 Prosauropod の関節した部分骨格
UMNH VP 18040
セイタード・ルエッシ Seitaad ruessi のホロタイプにして既知の唯一の標本。
頭骨、頸椎、尾椎が失われています。
サンフアン郡のグレンキャニオン層群(ジュラ紀前期)産。
北アメリカで発見された基盤的竜脚形類 Sauropodmorpha としては2例目とのこと。
ユタケラトプス Utahceratops の亡骸をついばむトロオドン類 Troodontidae。よく見るアンキオルニス Anchiornis の色素の研究に基づいた復元に似てますが、原寸大じゃないにしても(ユタケラは成体のプロポーションのわりに明らかに小さい)ユタケラと比べるとアンキオルニスよりずっと大きい種類ですね。
オオハクチョウ Cygnus cygnus とアメリカシロペリカン Pelecanus erhythrorhynchos の混群。
メンフクロウ Tyto alba 剥製
アメリカソリハシセイタカシギ Recurvirostra americana (たぶん) のカービング
というわけで長く続けましたUMBHの展示物紹介もこれで終わりです。ユタ州最大の自然史系博物館ということで、同州のとても貴重な標本や迫力ある展示が多く、すばらしいことおびただしい施設でした。多くの展示物がユタ州で発見された標本のみで構成されている事から、ユタ州の偉大さを改めて体感した気持ちでした。ソルトレイクを訪れる際は必ず行っていただきたい場所です。
↓最後にバックヤードの一部でお別れです。
ナストケラトプス・ティトゥシ Nasutoceratops titusi