AMNH #4 幸福なる種族

こめかみ当たりを指でトントンとたたくのはフランスでは、「頭がおかしい」の意味。ケラトプスユウタです。

今回も昨日に引き続き「脊椎動物の起源ホール」を紹介します。

そうそう、「脊椎動物の起源」と言っても、そう言われて思い浮かべるような原始的な生物よりも「恐竜と哺乳類以外の脊椎動物」がメインとなっているホールです。なので実際はわりと派生的な古生物が多いです。

有鱗類。上はウミトカゲの一つ、クリダステス Clidastes

下にはオオトカゲやヘビの化石。

ティロサウルス Tylosaurus

ティロサウルスの皮膚印象

あまりウロコウロコしてない感じですか。

クリプトクレイドゥス・オクソニエンシス Cryptocleidus oxoniensis

首長竜 Plesiosaur ですね。ドキュメンタリー番組「ウォーキング・ウィズ・ダイナソーズ」でアザラシみたいに復元されていた印象が強いですが、この動物がアザラシみたいな姿だったとしたら大抵のプレシオサウルス類 Plesiosaurid もそうだったはず。

お馴染みのエラスモサウルス類 Elasmosaurid タラッソメドン Thalassomedon

カメに似たプラコドゥス類 Placodont ヘノドゥス Henodus

カメは肋骨がガッと広がってその周りに甲羅がくっついていますが、ヘノドゥスの甲羅はタイルのような骨だけで甲羅を形成していて肋骨は爬虫類として普通の形状らしいです。どっちが変わってるんだか。

それにしても頭が四角くて口が広くて眼窩が丸くて大きく、愛嬌のある頭骨です。

プラコドゥス Placodus

アザラシやアシカのような生態をもつプラコドゥス類と言われています。

前歯が出ているのが食性を想像させます。

リクガメの一種、ゲオケロネ・アトラス Geochelone atlas

鮮新世後期の動物。リクガメはカメのなかまで最も最近登場したものらしいです。

三畳紀後期のカメ、プロガノケリス Proganochelys

首や尾にトゲがあって古生物感溢れる。

かわいい。

これはメイオラニア Meiolania

後期鮮新世のオーストラリアに生息していたツノのあるカメです。ちょっとアンキロサウルス類 Ankylosaur 風味。

ペルム紀の横綱 スクトサウルス Scutosaurus

パレイアサウルス類 Pareiasaur に属する植物食の爬虫類です。

半面は変形の関係で印象が違います。

今日はここまでにしますわ。続きはまた次回!