メルジメッキチョルバスって結構人気あるんだな。ケラトプスユウタです。
今日から福島県いわき市にあるいわき市石炭・化石館、通称「ほるる」を紹介していきます。
いわき市はかつて炭鉱の町として発展し、今日では坑道跡を利用した温泉施設が有名ですが、首長竜類 Plesiosauria エラスモサウルス類 Elasmosaurid のフタバスズキリュウ Futabasaurus suzukii が発見された土地としても有名です。
常磐線の湯本駅が最寄駅で、ふつうに歩いていける距離です。
ほるるの外観。
フタバスズキリュウの像とケラトプスユウタ。
入館料は一般成人660円。
いきなりフタバスズキリュウ復元骨格が出迎えます(レンズ拭こうか)。
双葉層群玉山層入間沢部層(後期白亜紀 サントニアン期 約8500万年前)
双葉層(ふたばそう)で、当時少年だった鈴木直(すずきただし)さんによって発見されたことからフタバスズキリュウと呼ばれているのは有名な話。
発見は1968年のこと。伝説によると当時日本ではまだ大型爬虫類の化石は未発見で、見つかる可能性も低いと言われていたそうですが、フタバスズキリュウの発見がきっかけで日本での化石発掘が盛んになったそうです。
フタバサウルス・スズキイという学名が与えられたのは2006年と比較的最近です。
(2007年と誤記していました。ご訂正頂いたアキヒコさんに御礼申し上げます。)
胴椎や四肢要素のレプリカ。
これらは東京・上野の国立科学博物館にも展示されています。
タッチ要員の竜脚類 Sauropoda の上腕骨。実物。
イワキクジラ第7標本なる化石。四倉高校の近くで見つかった16体のうちの一体。
イワキクジラという種類のクジラがいるわけではなく、いわき市で見つかった鯨類化石の総称らしいです。
かなり完全性が高いですね。
写真は2枚を組み合わせたコンポジット画像です。
なんらかのヒゲクジラの骨格。
翼竜 Pterosaur アンハングエラ Anhanguera 頭骨。ブラジル産。
エラスモサウルス類。
いわき市産。どうせフタバスズキリュウなんだろと思ってしまいますが、安直過ぎますね。未知の属種がいたかも知れないので。
ポリコティルス類 Polycotilid いわき市産。
モササウルス類 Mosasaurid いわき市産。
白亜紀の海のスター爬虫類と聞いて思い浮かべる類の顔触れは揃っていたようです。
密集したアンモナイト。
イギリス産。
異常巻きって書いてありますけどこれ異常巻きなんですか?(普通に見える)
首長竜 プレシオサウルス亜目 Plesiosauroidea クリプトクリドゥス科 Cryptoclididae クリプトクリドゥス Cryptoclidus 頭骨。
イギリス産。
もっさりして見えるけどこんなもんですかね?
魚竜 Ichthyosaur イクティオサウルス Ichthyosaurus たぶん。
長倉炭砿塊炭なる物体。要は石炭の塊だと思うんですけど。
新生代古第三紀漸新世(約3500万年前)もので、思ったほど古くないです。
今日はここまで。
さよなら!
“いわき市石炭・化石館(ほるる) #1 フタバスズキリュウ” への1件のフィードバック