筆圧高いほう、ケラトプスユウタです。
前回は新生代の動物でしたが、今回は中生代の動物を出します。本当にありがとうございます。
カイパロウィッツ層の事は以前の記事で紹介しましたが、今回はそこで見つかった恐竜たちの一部を紹介できます。
垂れ気味のクレストが特徴的な パラサウロロフス・キルトクリスタトゥス Parasaurolophus cyrtocristatus
パラサウロロフス自体有名なわりに標本を見かける機会が少ないと思いますが、その中でもこのキルトクリスタトゥスはもっと珍しい気がします。
高い鼻梁が目立つ グリポサウルス・モヌメンテンシス Gryposaurus monumentensis
怪しいものも含めて4種が知られているグリポサウルスのうちの1種でこの属では最も派生的位置付け。それ以上のことは言えません。
オルニトミムス・ヴェロクス Ornithomimus velox
最近の復元教室で扱われた動物で、第1中手骨(親指に対応する手の甲の骨)がほかの中手骨と同じくらいの長さであることが特徴の一つとの事ですが….この写真だとわからない!!
すみません🙇♂️
ドロマエオサウルス類 Dromaeosaurid
立体視得意そう。前肢の長さも目立ちます。
アカイナケファルス・ジョンソニ Akainacephalus johnsoni
2018年に記載されたばかりの新属新種。ニューメキシコ産のノドケファロサウルス Nodocephalosaurus に近縁とのこと。胴体の大部分は未発見ですが、他のパーツはわりと見つかっているみたいです。ハーフリング(首の背側の装甲)が幅広いせいで首が太く見えます。眼窩の真上に三角の張り出しがあるのが個性なのかな?
やや古いですがナショジオのこの記事によりますと、カイパロウィッツ層が横たわるグランド・ステアーケース=エスカランテ国立公園の保護指定がトランプ政権によって46%も縮小されようとしているとの事で、こういった貴重な発見が軽んじられているお陰で未発掘の化石たちに危機が迫っているようです😢
今日はここまで。次回はケラトプス類を出します!