足跡の博物館 #3 あしあとがひとつじゃなかったとき

中学の時は帰宅部でした。ケラトプスユウタです。

さあいよいよ足跡の博物館ことセントジョージ・ダイナソー〜ファームの足跡化石をご覧に入れる時がやってまいりました。

広々とした展示スペース。ここに展示物の大半があります。

エウブロンテス Eubrontes

ジュラ紀前期の中型獣脚類のものとされる足跡。

コエロフィシス・バウリ Coelophysis bauri

またこの標本ですね。

バトラコプス Batrachops

プロトスクス Protoschus のようなクルロタルシ類の足跡。

プロトスクス生体復元模型と思われる物体。

セレニクヌス Selenichnus 三日月型の生痕化石で、以前は恐竜が尾を引きずった後だと思われていたけど現在ではバトラコプスと同じ動物のものと考えられているそう。

コエロフィシス的な動物の足跡 グララトル Grallator

グララトルと単弓類 Synapsid の足跡

アノモエプス Anomoeps

小型鳥盤類のものとされる足跡。

メロンの模様みたいな物がなんなのかはよくわかりません。

左からキノドン類 Cynodont の足跡(?)、カイェンタテリウム Cayentatherium なるアリゾナ州カイェンタ層のキノドン類、バトラコプス他謎の足跡化石4種類を記録した岩。

グララトルやエウブロンテス。

コエロフィシス・ロデシエンシス

C. rhodesiensis

(元シンタルスス Syntarsus、メガプノサウルス Megapnosaurus) 生体復元模型。

グララトルを記録した動物の有力候補として。

最大個体よりわずかに小さいほぼ成長しきった個体らしいです。

骨以外のさまざまな太古の記録。

洗濯板みたいなやつは水が作った波の模様。その下の逆Vの字が刻まれたものはヤゴが這った跡みたいな事が書いてありました。

左下はストロマトライト(シアノバクテリア類と泥岩で構成された縞模様のある石)。

エウブロンテス

おそらくマスタープリント(動物が直につけた足跡)ではなく、圧力を受けて大きく広がったもの。

爪の先の形が残っています。

中足部の跡まで残っているとの事。つまり普段のつま先立ちの姿勢ではなくかかとまで地面につけていたということでしょう。

クリーニングルームに見せつけるようなフィトサウルス類 Phytosaur (ワニに似た動物)の頭骨。

今日はここまで。

3日前の記事のおさらいみたいな部分もありましたが、少しでも利益がありましたら幸いです。