誰も知らないアランキオケラトプス

長い間変わらない物を見ると、何が大切かわかるんだ。ケラトプスユウタです。

今日はドラムヘラーの街にある土産物用の化石商店 The Fossil Shop Inc. を紹介します。The world largest dinosaur の近くです。

優しいおばあちゃんが営んでいます。

と言ってもあまり写真を撮ってないので紹介できる物はわずかなのですが、ささやかな写真をお楽しみください。

まずは看板娘のクマのような哺乳類の骨がお出迎え。

問題の商品は次の化石になります。

アランキオケラトプス Arranchioceratops なる動物の鼻角。

おそらくアリノケラトプス Arrhinoceratops とアンキケラトプス Anchiceratops が混ざってしまった名前。そんな名前の動物がいないのは断言できるんですけど(ジュラシック・ワールド系のゲームに出てくるハイブリッドならいざ知らず)、両者ともホースシューキャニオン層 Horseshoe Canyon Formation 上部から見つかるケラトプス類 Ceratopsidae なのでどっちでもあり得そうなのが絶妙に困ってしまいますね。どっちでもなかったりして。

続いて地下に隠してある、大きくて不完全なトリケラトプス・ホリドゥス Triceratops horridus の頭骨。本物。産地はモンタナ産ということまでしかわかりませんでした。

縫合線(骨同士の境的なやつ)の癒合は進んでいませんが、前傾した上眼窩角からするとそう若くもない個体に見えます。

角の湾曲が独特でかっこいいですね。

こちらのノコギリザメのような化石魚類は、コロッソフォリス・マグニカウダトゥス Corossopholis magnicaudatus と記されていましたが、検索しても出てこないあたり上述の“アランキオケラトプス”と同じパターンかも🤓

新生代、グリーンリバー層 Green River Formation、ワイオミング州 ケンマー Kemmer 産だそうです。

カニやメガロドン。

紹介できる商品はこれで終わり!


以下、エセ日本料理店「The Roll」(店員は韓国人)のカナディアンスシをオマケとしてご紹介。

名前忘れた。スシとは思いませんが、おいしかったです。それだけです。

「アランキオケラトプス」のような間違ったキャプションを見つけるのも、化石の楽しみ方の一つかもしれませんよ。

みんなもケラトプスユウタの恐竜旅行ブログの誤記を見つけてみよう!

つづく…