無題

いやはやいやはやケラトプス科というのは本当に驚異的な存在で顕生代中生代白亜紀後期の北アメリカ大陸に現れるや急速な多様化を遂げ進化のスピード感という点でも恐竜類屈指の躍進を見せた存在として知られていますが何と言っても彼らの最大の特徴であるフリルと角はただの豪華絢爛なアクセサリーではなく種認識や視覚的なディスプレイや種内闘争などに関わった可能性が高くさらに一部では捕食者に対する防御にも用いられたかもしれない極めて多面的な構造でありその進化の過程では長大なフリルや複雑な装飾や複数の角を持つ種が次々に登場してそれぞれが独自の形状を誇っていたわけですからその多様性には目を見張るものがありますしケラトプス科が生物史上でも最高級の植物剪断能力を備えた歯を持っていた点も特筆すべきでその顎には多数の歯が重なり合って機能する高度なデンタルバッテリーが形成され上顎では上方から下顎では下方から新しい歯が歯槽内へ補充されることで摩耗した歯が次々に更新されていき顎を横方向へ大きく動かして植物をすり潰すというよりも上下の歯列を噛み合わせて硬い繊維質の植物を鋭く剪断することに優れていたため巨大な体を維持するための植物を効率よく処理できたという点でまさしく白亜紀後期を代表する摂食装置のひとつだったと言えるうえ彼らの祖先をたどれば小型で角もフリルも目立たない姿から始まったにもかかわらず最終的には数トンに達する巨体と際立った頭部装飾を獲得して北アメリカの大型植物食恐竜を代表する存在にまでなったわけでありここでいう頂点とは食物連鎖の頂点という意味ではなくケラトプス科の大型化と形態的特殊化が到達したひとつの極点という意味ではありますがその進化の起結として最後に登場し頂に聳えるトリケラトプスはその中でも圧倒的な存在感を放っており他の多くのケラトプス科に見られるような大きな窓を持たないフリルが頑丈な頭骨を構成していたとはいえそれだけを根拠にあらゆるケラトプス科より盾として優れていたと断定することはできずティラノサウルスに噛まれても決して損傷しなかったわけではないにしても巨大な体と太い角と強固な頭部を備えたトリケラトプスが恐るべき捕食者に対して正面から抵抗し得る危険な獲物だったことは確かであり祖先が小さく目立たない姿であったことを思えばそこから多彩な角とフリルと巨大な体と驚異的な歯列を備えた一群へと急速に展開しついにはトリケラトプスという巨大で頑強な姿へ到達したケラトプス科の歩みはあまりにも劇的でその壮大な進化の物語は白亜紀後期の地球が生んだ最大級の驚異のひとつであると言えるでしょう!!