ハートマーク(❤️)って心臓に似てるよね🤓。ケラトプスユウタです。
7月19日から2日間、恐竜倶楽部の夏旅行に参加させていただきましたのでレポートやります。
恐竜倶楽部の会報に載せた物と重複する内容ですが、カラーであることとボリュームアップしていることによってお許しください。
行き先は日本の恐竜ファンの間では有名な群馬県神流町(旧中里村)です。
神流町の恐竜センターは小学5年生の時に一度行ったきりだったので何年ぶりですか。20年ぶりですね。
富岡市までは高速バス、富岡市からはレンタカーを借りて行きました。
神流町に着いてから、化石ハンターの上村英雄さんの案内の元、山道沿いのサイトで化石発掘をしました。山中層群の…何累層かはわすれましたすみません(瀬林ではなかったはず)。
こんな感じでいくつかの貝化石が見つかりました。あ、この写真は植物です。サメの歯やアンモナイトも見つかる地層です。
夕方は温泉へ行きました。宿泊は恐竜センターの真横、川沿いのコテージ的な施設でした。
窓からはこのような景色が見えます。以前は大きな滝があったそうです。
夜は馬場さんが差し入れを持って来てくださって、本当にすぐに帰られました。
20日はいよいよ恐竜センターに突入しました。一昨年(2018年)リニューアルのために閉館していて去年の春に再開されたのですが、変わったのは食堂やショップがある建物だけらしいです。
外にこのオルニトミムス類 Ornithomimid がいます。サンチュウリュウなのでしょうか。
まず入館料と思って払ったら、それは「クリーニング体験」の参加料で8人全員が入館料と間違えたと記憶しています🤓 そのあと改めて入館料を払いました。
最初にクリーニングをやりましょうという事になって、学芸員の方についていくと建物の外に案内されました。
「あれ? クリーニングなのに屋外なの? 別の建物に移動するのかな」などと思いながらも導かれるままに従って行くと、キャンプファイヤーができそうな広場に着きました。
(👆これはその広場に佇むステゴサウルスと思しき像。こういう顔の人、いますよね)
どうやらいつのまにかクリーニングではなく転石割りに変わったようでした。
どこからか運んできた石を割って化石が入ってるかどうか見るというものですね。
石を割りながら吉村さんに「これクリーニングじゃないですよね」と言ったら、「そうだよね」と言われました。
記憶が正しければ、化石は誰も発見しなかったはず。
化石が見つからないどころか坂道で恐竜センターの職員が転んで足を骨折されて救急車沙汰になりました。今頃治ってると良いですが。
じゃあ展示物を見ていきましょう。
カスモサウルス・ベリ Chasmosauru belli 頭骨。当ブログでは馴染み、ROM 843 という本種の最も代表的な個体のレプリカです。
これもキャプションでは種不明のカスモサウルスになっているケラトプス類の頭骨要素ですが、 実際はアンキケラトプス Anchiceratops と思われます。キャプションによるとカナダ・アルバータ州・オールドマン層(白亜紀後期カンパニアン中期)産。後頭顆(この画像ですと下側の出っ張り。頸椎との接合部)も付いているのが生々しいです。
これも画像もオールドマン層のカスモサウルス亜科 Chasmosaurinae の頭骨(フリル)要素(鱗状骨と頭頂骨)。ホーンレットのギザギザ感からしてカスモサウルスではないことに気づきたい人生でした。
壁の参考画像が TMP 83.25.01 という曰く付きの標本なのが気になります。
どうせ君もアンキケラトプスなんだろ?
というかカスモサウルスよりアンキケラトプスの展示の方が方が世界的にレアです。
ちなみにキャプションではこのように書かれています。
さ骨がない事は、前肢の可動において大事かもしれないぞ〜!
どうあれ上腕骨だけで同定できるほどの見識はありません。ケラトプスユウタです。
☝️神流町(当時は中里村)で発見されたサンチュウリュウの唯一の標本。はい、断片的な尾椎です。これでオルニトミムス類とわかるのがすごいですね。
これは中里村産、2種類の獣脚類の歯。左がカルカロドントサウルス類 Carcharodontosaurid かなんかで右がスピノサウルス類 Spinosaurid のようです。
それぞれの地質年代は異なっているらしいので、少なくともこれら2種類は共存していたわけではないようですが、白亜紀前期の北アフリカとの縁を感じますね。
町内や北海道などで発見された軟体動物化石(主にアンモナイト)の数々。
豊橋ぶりのヒプセロサウルス Hypselosaurus の卵を語る者。
ユタ州モリソン層 Morrison Formation 産のアパトサウルス Apatosaurus の後肢と椎骨。
今日はここまで…!
続きはまた次回。それじゃ👋