日が長くなってきましたね。ケラトプスユウタです。
ユタ州立自然史博物館の展示物を紹介しております。6回目の今日はジュラ紀の恐竜が出てきます。
二頭の獣脚類 Theropoda ケラトサウルス Ceratosaurus とマルショサウルス Marshosaurus が倒れたステゴサウルス Stegosaurus の周りで何かやってます。
このプロポーションが正確なのかどうかわかりませんが、頭が大きいですね。
あとこうやってよーく見ると、背骨に沿って骨の鋲みたいなのが並んでいます。特徴だらけのケラトサウルスの特徴の一つ。
徒らにアップで撮ったマルショサウルスの頭。よく知られた恐竜ではないですが、この復元だと(歯がある程度長いので)アロサウルス Allosaurus 以上に典型的獣脚類という印象。
ちなみにマルショサウルスの組立骨格はここでしか見たことがないです。
ステゴサウルス
(もろ逆光ですみません🙇♂️)
立体的に復元されてしまったシソチョウ Archaeopteryx lithographica
シソチョウ自体の展示は珍しくもなんともないですが、レリーフ状の化石かそのレプリカが多いので組立骨格はレアです。
すごくダイナミックな展示。
ぬかるみにはまったバロサウルス Barrosaurus を襲うアロサウルス の群れ。
クリーヴランド・ロイド発掘地で実際に発見された産状に基づいて造られたと思われます。その発掘サイトでは最も多く見つかる動物化石がアロサウルスのものだそうで、全体の67%を占めているらしいです(‘◉⌓◉’)!
マッピングされたもの。緑色で示されたのが全部アロサウルスだそうです。
捕食者であるアロサウルスがやたら多いんですが、「タールピットのような場所にはまって死んだ恐竜たちを食べに集まって死にまくった説」が有名です。キャプションによると他にも、「毒ガスが充満していて死んだ恐竜食べに集まって死にまくった説」、「乾季でもいつもはオアシスのような場所だったのにその年は干上がってて水を求めてきたけど乾き死にした恐竜たちを食べに集まって死にまくった説」、「大型植物食恐竜は多様だったが個体数が少なく、小型恐竜は骨が小さく保存されにくいという環境下で起こった洪水説」の3つが説明されていました。
どれも可能性はなくはないように思います。
大小さまざまなアロサウルスが首を持ち上げたバロサウルスにまとわりついています。ほとんどが子ども(幼体と亜成体)のアロサウルスです。それも発見された化石の割合に基づいているそう。
大きさの異なるアロサウルスの大腿骨たち。
クリーヴランド・ロイド発掘地の産状の再現。日本じゃ考えられない出方ですよねえ。
今日はここまで!
続きはまた明日👋