兵庫県立 人と自然の博物館

威張ってる人が嫌いな人はだいたい威張ってる説。ケラトプスユウタです。

2018年2月12日に兵庫県三田市にある「兵庫県立 人と自然の博物館」(以下ひとはく)を訪ねていたので少しだけレポートします。

「大阪」駅からですと宝塚線(福知山線)で「新三田」(「篠山口行きまたは福知山」)行きに乗車後、「三田」駅で下車。神戸電鉄「三田」駅から「ウッディタウン中央」行きに乗車、「フラワータウン」駅で下車、そこかと徒歩10分以内の場所にあります。

僕「ここがひとはくかー(3回目の訪問)」

人と自然の博物館は、タンバリュウ Tambatitanis amicitiae が発見された篠山川(篠山層、白亜紀前期)の最寄りの自然史博物館です。

詳しくは公式ホームページ:https://www.hitohaku.jp/ をご覧ください。

エントランスには小田隆さんによる白亜紀後期の篠山層の生物相を復元した絵画が大きく展示されています。タンバリュウ(右)とティラノサウルス類(左) Tyrannosaur と思われます。奥には鳥脚類 Ornithopod と曲竜類 Ankylosaur がいますね。

はい、早速問題のある展示物〜。

デルタドロメウス Deltadromeus

大部分がアーティファクトの復元骨格。胸と前肢要素と後肢と尾椎の一部しか見つかっていない動物でこんな復元をするのは犯罪だと思いまーす。

知らない子が見たらこういう動物だと信じてしまう。

セレノ博士によると、現在はリムサウルス Limusaurus に似た植物食の基盤的ケラトサウルス類 Ceratosauria と見るのが妥当みたいです(参考文献)

トリケラトプス・ホリドゥス Triceratops horridus

この方なんと言ったっけな。『驚異の大恐竜博2004』という特別展で展示されてたのと同じキャスト。それには BHI (ブラックヒルズ地質学研究所)としか書いてなかったから特にナンバリングされてない標本なのかしら?

追記: ヒロくんによると ROM 55380 との事です。ヒロくんありがとうございます。

兵庫県の鳥

コウノトリ Ciconia boyciana 剥製

保全状況評価はニホンウナギ Anguilla japonica と同じ絶滅危機 Endangered

ウナギ食うなのケラトプスユウタ「コウノトリも食べないでください」

篠山層産の基盤的角竜類 Ceratopsia の頭骨要素

実物

自信はないですが、歯が残っているのでおそらく左二つが上顎骨 maxilla 、左上の小さいのが左歯骨 dentary、その下が左上顎骨 maxilla、右が鼻腔を含んでいるので右前上顎骨 premaxilla かなと思いますだそうです。

あと今だとアルケオケラトプス Archaeoceratops のマウントで該当部位がわかるように展示してあるようです。

わかる方、答え教えてください。(いつまで経っても工事中のひろさん、情報ありがとうございました)

こちらもその角竜のパーツ。歯を拡大鏡で見たもの。

カマラサウルス Camarasaurus 頭骨(となぜか置いてあったウヰスキーのボトル)

ヴェロキラプトル・モンゴリエンシス Velociraptor mongoliensis

レプリカ

全身の展示は日本では珍しいような。

翼竜 Pterosaur トゥプクスアラ Tupuxuara

レプリカ

ジュラ紀の基盤的アンキロポレクシア Ankylopollexia カンプトサウルス Camptosaurus

レプリカ

そして当館の目玉、タンバリュウ……

の写真がない!!😱

というわけで中生代の動物はここまで…すみません🙇‍♂️🙇‍♀️

絶滅したゾウ類 Proboscidea アケボノゾウ Stegodon aurorae (だっけ?)

ヘラジカ Alces alces クビだけの剥製

紹介は以上!

恐竜化石の展示はタンバリュウ以外はおおむねお見せしましたが、昆虫や植物など現生生物や地学的なものも数多く展示されていてとてもとても紹介する気になれないしきれないので、気になる方はぜひ足をお運びください。


あと恐竜オタクともあろう者がこの時は存在を知らなかったのですが、丹波市内に『丹波化石工房 ちーたんの館』という施設があるのです。調べた感じだとひとはくよりマウントが充実してるんですよ。本来そこにも行くべきでしたよね。存在知らなかったんだから行きようがないんですが。まあそのうちに…。

明日はケラトプス Ceratops と関係ある恐竜が出てきます。

今日も読んで頂いてすみませんでした。それじゃ👋