みたらし団子は3本目からは苦痛。ケラトプスユウタです。
グランド・ステアーケースエスカランテ国立公園から、ある目的のためにセントジョージ Saint George という町へ向かいました。
目的の場所は博物館なのですが、その前に Smith’s Market place というスーパーマーケットに立ち寄りました。水や食料、車のシガレットなんとかに差し込む充電器を調達するためです。
ハロウィンが近かったのでこんなものが。
(なんかイヌっぽいんだよな)
ジュラシック・ワールド関連の玩具の写真など需要ありますかな。
そして紹介したかったのはこちら💁♂️
出入口付近の割引商品の脇に化石の展示が!
グララトル Grallator と呼ばれる足跡化石。ちょうど光が当たりまくってて大変申し訳ないです。
これもグララトル。
そう、足跡にも学名があるんですな。コエロフィシス Coelophysis のような小型肉食恐竜のものと考えられます。キャプションではコエロフィシスではなくメガプノサウルス Megapnosaurus ですが、メガプノサウルスはコエロフィシスのシノニム(同物異名)説があります。
この アノモエプス Anomoepus はスクテロサウルス Scutellosaurus のような基盤的装盾類 Thyleofora (小型植物食動物)の右前肢の足跡とされています。
バトラコプス Batrachopus はワニに近縁なプロトスクス Protoschus の足跡だそうです。なんか斜めについてますね。
エウブロンテス Eubrontes
エウブロンテスは知ってましたよ。19世紀初めごろ、イギリスで初めて恐竜が記録されましたが、それよりも前にコネティカット州で大昔の“鳥類”と思われる足跡が発見されたんですが、それがエウブロンテスとして記載されたという話でした。エウブロンテスは今では獣脚類 Theropod のものと思われていますが、恐竜と鳥類の類似性は実は最初の恐竜が記載されるよりも前から示唆されていたようなものですね。うんうん。
でもなんでこれがエウブロンテス(「真の雷」の意味)なんだろうか。
この標本はディロフォサウルス Dilophosaurus に似た中型獣脚類がつけたものだと思われているようです。
中型獣脚類の歯の化石。
スーパーという場違いな場所じゃなけりゃ見向きもしませんけどね。
セントジョージア Saintgeorgia という、この町の名がついた樹木の葉の化石。
ジョンソン・ファームなる場所で見つかったというエウブロンテス。
展示台にはなぜかトリケラトプス Triceratops AMNH 5116 (僕が呼ぶところのドイル)をモデルにしたであろう絵が。なんかタッチで欧米人が描いたってわかりますよね🤓
さすがアメリカと思いますよ。
日本には化石産地でもこういう展示があるスーパーはなかなかないと思います。
明日紹介するのはこの店の目と鼻の先の、セントジョージ・ダイナソー・ディスカバリー・サイト・アット・ジョンソン・ファーム St. George Dinosaur Discovery site at Johnson Farmというおぼえづらい名前の施設です。お楽しみに!