CM カーネギー自然史博物館 #4 ジュラシック・ホール

頭を撫でると鼻がむずむずする。ケラトプスユウタです。

コロナ禍ですがいかがお過ごしでしょうか。さて、前回からだいぶ間が空いてしまって申し訳ありませんが、カーネギー自然史博物館のレポートの続きです。

ドリオサウルス(手前)を不意打ちするケラトサウルス。

ジュラ紀後期モリソンのワンシーンを切り取った展示です。ドリオサウルス(Dryosaurus)は珍しかったりします。多くの博物館ではカンプトサウルス(Camptosaurus)が「ジュラ紀の鳥脚類枠」を埋めていますからね。そもそも「ジュラ紀の鳥脚類枠」がある博物館もそう多くはないですが。

一方、小型鳥脚類であるドリオサウルスと比べられる程のサイズのこのケラトサウルス(Ceratosaurus)のマウント。良好な標本がこのサイズの個体であるためなのかどうか知りませんが、このサイズのマウントがケラトサウルスのものとしてよく見られます。これは最大サイズではなく、大型肉食恐竜と呼べるほどには大きくなる動物です。

次の展示室ではジャイアントサイズな恐竜が待ち受けています。

アパトサウルス(奥)とディプロドクス(手前)、左からアロサウルスが迫っています。

このジュラシック・ホールは当館で最も有名であろう展示ホールです。緑の中にモリソン層の代表的な二体の竜脚類、アパトサウルスとディプロドクスが聳えています。

このマウントにはディッピー(Dippy)という愛称がついています。ディプロドクス・カルネギィ(Diplodocus Carnegii)は、カーネギー財団が数年前にロゴマークにしたほど文字通りシンボリックな動物です。

アパトサウルス属の第二の種であるアパトサウルス・ロウイサエ(ルイザエ)(Apatosaurus louisae)は以前、ユタの国立恐竜記念公園の「骨の壁」の構成要素として紹介しました。この種小名は、アンドリュー・カーネギー氏の妻、ルイーズにちなんで名付けられたました。

アロサウルスもよく見えます。

ジュラ紀の北アメリカを代表する肉食動物、アロサウルス・フラギリス (CM 11844)
アパトサウルスの幼体。大人のかげでアロサウルスから身を隠しています。奥にはステゴサウルス(Stegosaurus)
ステゴサウルス・ステノプス (Stegosaurus stenops)

ちなみにカーネギー氏は国立恐竜記念公園でのアール・ダグラス博士による化石発掘の資金の大部分を提供し、多くの標本をピッツバーグのこの施設に送らせたそうです。

博物館巡りをしていればディプロドクスもアパトサウルスも属種としては珍しいものではありませんが、この2種類のディプロドクス類(Diplodocidae)を並べて見ることができるのはとても良い展示だと思います。太い首と全体的に幅広のフォルムを持つアパトサウルスが、どれほど肉付きが良かったか、またディプロドクスがどれほどスレンダーだったかがわかります。

ディプロドクス・ロングス (Diplodocus longs)の既知の唯一の頸椎と共に保存された頭骨。

多くの一般的な恐竜と同様、特に竜脚類はそうですが頭骨は非常に珍しいです。ディプロドクスの頭骨は薄く脆いためです。頭骨は軟組織をおさめるため、ほとんどが中空になっています。堆積物が頭骨を圧縮し、空き缶を踏むように平らにしてしまうのです。このような頭骨は保存できても、三次元構造の多くが失われてしまいます。
このディプロドクス・ロングスの頭蓋骨が発掘されて展示に至ったのは、砂つぶほどの堆積物が骨を圧縮することなく細部まで保存されていたおかげです。

今日はここまで。

それじゃ👋

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