フォークリフトの事を「フォーク」と略す子と「リフト」と略す子がいる。ケラトプスユウタです。
アメリカ自然史博物館 4階 化石フロア 竜盤類ホールの2回目です。竜盤類 Saurischia かどうか定かではない獣脚類 Theropod を紹介します。お手柔らかによろしくお願いします。
2体のコエロフィシス Coelophysis 左は有名なネオタイプ、AMMH FR 7224
毎度のことながら反射は申し訳ないと思っています。
腹の中に未消化の骨が入っており、コエロフィシスの幼体と考えられ共食いの証拠とされていましたが、今日ではワニ形類 Crocodylomorph の骨だと思われています。
続いて頭にチャラチャラした飾りのある獣脚類 Theropod 。
ディロフォサウルス・ウェテリリ Dilophosaurus wetherili
トサカで有名な恐竜ですけど、トサカが知られている標本はこの一個体だけ。知ってた?
ケラトサウルス・ナシコルニス Ceratosaurus nasicornis AMNH 27631
マジュンガサウルス・クレナティッシムス Majungasaurus crenatissimus
多くの獣脚類の目の近くの角みたいな突起は涙骨由来なんですが、マジュンガサウルスやカルノタウルス Carnotaurus のようなアベリサウルス類 Abelisaurid ではそれが前頭骨なんですってね。
こうしてみると頭に装飾がある獣脚類は非テタヌラ類 Non-Tetanurae というか、ケラトサウリア Ceratosauria より基盤的なものが目立つ印象ですが、グアンロン Guanlong やオヴィラプトロサウリア Oviraptorosauria などの例もあるので別に関係ないでしょう。
このゴジラ立ちのウォールマウントは…何だろうな。歴史を感じるものです🤓
ゴルゴサウルス・リブラトゥス Gorgosaurus librarus (キャプションではアルバートサウルス Albertosaurus)
もともとはアルバートサウルス・ステルンベルギ A. sternbergi と呼ばれていたものだそう。
頭骨からして何もゴルゴサウルスじゃないですけど。たぶんゴルゴサウルスの展示としては世界初のもののはずです。腹肋骨は付いてるんですね。
尾は全部壁に描かれた絵です。
ゴルゴサウルス頭骨 AMNH 5336
ブラウン氏とカイセン氏が1913年にカナダ・アルバータ州、レッドディア川で発見したもの。

ウワー
これもゴルゴサウルス・リブラトゥスらしいです。
(よりによって中央に反射光を写してしまい申し訳ございません🙇♂️)
(お詫び: こっちをステルンベルギとしていました。ヒロくんにご指摘いただき訂正致しました。申し訳ございません🙇♂️)
こんなのは古過ぎて日本ではますます目にする機会はないでしょう。日本に「恐竜」という概念が輸入されたのはもっと情報が更新されてからだと思われますれば。
なかなか歴史の古い博物館ならではの展示で面白いでした!
今日はここまで!
それじゃ👋