目に味噌が入りました(比喩ではない)。ケラトプスユウタです。
今日は表題の通りです。早速見ていきましょう。
ライブシアターというのは何かなと思ったら、アニマトロニクスを使用した恐竜の紹介で一種のショーの様相でした。
タイムマシンを作った博士とマスコットのサウルスくんに案内していただきました。ありがとうございました。
タイトルは「よみがえる恐竜たち」ですが、ジュラシック・パーク™️のように現代に甦るという設定ではなく、白亜紀のモンゴルにタイムスリップするサウルス君を見守るというもので、ジャドフタ層 Djadokhta Formation からプロトケラトプス Protoceratops とヴェロキラプトル Velociraptor とオヴィラプトル類 Oviraptoridae、ネメグト層 Nemegt Formation からタルボサウルス Tarbosaurus とサイカニア Saichania がわざわざの出演。
抱卵するオヴィラプトル類(属も言ってたけど忘れました)。オヴィラプトル Oviraptor かキティパティ Citipati のどちらかなのは確実(だし正直どっちでもいい)。
闘争化石の再現。プロトからラプトルに仕掛けたという珍しい解釈ですが、(角竜贔屓を差し引いても)僕もそっち派。
クライマックスのサイカニア(左)とタルボの対決を描いたシーン。
シアターの壁にアンハングエラ Anhanguera がインテリアのように飾られています。
アンハングエラの頭骨。
これもシアター内に展示されています。コロラドのセノマニアン期のイグアノドン類(アンブリダクティルス Amblydactylus)と鳥類(イグノトルニス Ignotornis) の足跡化石だそうです。
よく見るとより体重の重いイグアノドン類の足跡の方が薄く、より体重の軽い鳥の足跡の方がくっきりと残っている不思議な標本です。これはそれぞれのついたタイミングが違っていて、イグアノドン類の方は足跡がついた地面の裏にでっぱった層が残ったゴーストプリントと呼ばれるもので、鳥の方はその層に直接つけられたナチュラルプリントと呼ばれるもののようです。
続いて建物が変わりまして、神流町で見つかった化石の展示室。
認識が難しいかもしれませんが、カニです。北太平洋地域で最古のプロソポン類 Prosoponidae だそうです。
ニッポノポン・ハセガワイ Nipponopon hasegawai という学名で、長谷川義和博士に献名されたものですね。
ハサミがあるタイプのエビだそうです。ホプロパリア・カミムライ Hoploparia kamimurai という学名で、種小名は化石ハンターの上村秀雄さんへの献名です。
ホプロパリアは52種が知られ、北太平洋地域では最古のアカザエビ科だそうです。
昨日もちらっと出しましたが、瀬林層 Sebayashi Formation で発見されたスピノサウルス類 Spinosaur の歯。たしかに縦に走る溝がスピノサウルス類っぽい。
スピノサウルス類の説明のためにあるスピノサウルス Spinosaurus 頭骨の光が邪魔しまくってる写真🤓(すみません)
同じくバリオニクス Baryonyx 第1末節骨(親指の爪)。
なぜあるのかはよくわからない小型マクロナリア Macronaria エウロパサウルス Europasaurus 頭骨。
かわいいですね。
余談ですが、ふざけてヨーロッパサウルスって読んだらわりと強めに注意されたことがあります。
これもどういう意図で展示しているかはわからないドロマエオサウルス Dromaeosaurus (キャプションは誤植)
あと普段はこの部屋にアマルガサウルス Amargasaurus があります。この時はどこかの特別展に出張中でした。
まさにこいつですけども(ある特別展で撮影)。
今日はここまで。続きはまた次回。