ウナギのトレーサビリティ確立や利用上限の設定に反対する人はヤクザだと思ってます。ケラトプスユウタです。
のんほいパークの豊橋自然史博物館レポート3回目。エドモントサウルスに引き続いて紹介していくのは、自然史スクエアから狭い通路を通って移動した先にある展示室です。いろんな化石が展示されていて生命の進化史について勉強できるというホール。
ホール中央に全長17mとそこまで巨大ではない(何と比べるかによる)竜脚類 Sauropod ユアンモウサウルス Yuanmousaurus が立って来館者を見下ろしています。
その上にはプテラノドン・ロンギケプス Pteranodon longiceps という翼竜 Pterosaur 。
ユアンモウサウルスは、頭骨は未発見(竜脚では普通のこと)、首は断片的な後方頸椎が知られています。この断片は、マメンキサウルス類Mamenchisaurid に似ているけど、より基盤的なシュノサウルス Shunosaurus の短い頸椎とは異なり、首が細長いタイプの特徴を示しているそう。マウントの首はマメンキサウルス Mamenchisaurusと比べると短いですが。
胴椎9、仙椎3、尾椎7個が見つかっています。骨盤は1つの腸骨のみ。前肢要素(上腕骨、尺骨、橈骨)、後肢要素(大腿骨、脛骨、腓骨、距骨、末節骨)など、四肢要素はよく知られています。
前肢は、シュノサウルスよりも長く、オメイサウルスOmeisaurus よりも短かいらしいです。
平成18年に豊橋市が市制施行された100周年企画「恐竜と生命の大進化 –中国雲南5億年の旅−」で世界初公開されたマウントらしいです(参考文献)。
とりあえず珍しい展示ではあります。
翼竜アンハングエラ Anhanguera
アンハングエラ自体はよく見ますが、こういう産状(風?)のはあまり見ないかも。
ランフォリンクス・ゲンミンギ Rhamphorhynchus gemmingi
組立骨格と二つのレプリカ。
全く同じ標本に見えるんですけどなんなんですかね?
美しい魚類化石コレクション。
トクソケリス Toxocheris
西部内陸海路に生息していたウミガメの一つ。
今日はこのくらいにさせていただきます。
つづく…