アンモナイトはさ、地質年代がはっきりするから良いって言うよね。ケラトプスユウタです。
今日はいわき市石炭・化石館(ほるる)に引き続いて、いわき市内の別の地質系の施設を紹介します。
いわき市アンモナイトセンター。
JR常磐線「久之浜(ひさのはま)駅」からタクシーで15分程度の小山の上にあります。
ここは白亜紀後期コニアシアン期前期(約8,900万年前)のアンモナイト等の化石が集中して発見された双葉層群に属する地層をそのまま建物で覆った施設です。山を開発する前、化石が大量に埋まっているかどうかは当然予測の域だったのですが、行政が伸るか反るかの賭けに出て予算を投じて功を奏したパターンだったそうです(ソースは熊本大学の小松先生)。
バスとかの往来はないみたいでやや不便です。
入場料は一般成人260円。
入るとこの愛嬌のあるアンモナイトの模型が出迎えます。色は
地味目に優しい。
最初に『導入展示ゾーン』と呼ばれる区画を通ることになります。アンモナイトがどういう生き物なのかと言う説明とか…そういうのです。
この次に絵画に従って現代から時間を遡る「タイムスリップゾーン」を抜けます。
そして次に現れるのが当館のメインホールと呼ぶべき約700㎡に及ぶ「露頭観察ゾーン」です。
ご覧の通り、白亜紀当時いわきの海に生きていたアンモナイトなどの古生物の化石が露わになっています。
ここから掘り出されてクリーニングされた標本もケースに入れて展示されています。
(片っ端から載せていくスタイル)
あ、ちなみに今回は恐竜は出ませんので悪しからず。
壁と天井で覆っているだけあってすごいですね。アンモナイトという分野では日本でも3本の指には間違いなく入るのではないかと思います(3箇所しか知らないだけ)。
日によっては併設された発掘体験広場的な屋外施設で発掘体験ができるようです。
次回もいわき市です。
それじゃ👋