埼玉県立自然の博物館

服に興味ないのになんでアウトドアブランドに詳しいの? ときかれました。ケラトプスユウタです。(誤解のないように言っときますが、アウトドアにも興味ないです)

今日は久々に日本の博物館を紹介したいと思います。

去る2018年11月28日、やってきたのは埼玉県長瀞町にあります埼玉県立自然の博物館です。

最寄駅は秩父鉄道秩父本線の上長瀞駅です。歩いて行ける距離です(僕は何を血迷ったか西武秩父から歩きましたが)。

入場料は一般200円。大学・高校生は100円。中学生以下無料。

入り口から入るとサメの模型があります。

メガロドン Carcharocles megalodon

そのメガロドンの口。

一個体分の上下の歯、73本が埼玉県でまとまって発見されているんですが、これはその実物化石が組み込まれています。

埼玉県が誇る古生物の一つで国の天然記念物

パレオパラドキシア Paleoparadoxia

秩父町層群 奈倉層

新生代中新世に絶滅した海棲哺乳類。たしか今年夏頃にパレオパラドキシアを含む束柱類やパレオパラドキシア科の分類に大きな改革があったとかツイッターで見た気がします(あんま興味ない)。

カバをおとなしくしたような雰囲気ですか。

画像は上から順に、地上の姿勢、泳ぐ姿勢、海底で植物を食べる姿勢だったかな。

埼玉は現在は海のない県ですが、少なくとも中新世までは秩父らへんが海だったようです。

恐竜 Dinosauria (ガリミムス Gallimimus)

モンゴル ネメグト層 Nemegt Formation

既知の中ではデイノケイルス Deinocheirus の次に大きなオルニトミムス類 Ornithomimidae です。デイノケイルスはガリミムスとは比にならない巨大さなので、ガリミムスを以ってデイノケイルスの異常性を知ることができます。

デイノケイルスはもはやダチョウ型とは言えそうにないので、ダチョウ型恐竜という意味ではこのガリミムスが最大になるでしょうか。

首を前に伸ばした疾走姿勢ですが、ダチョウと違って尾が長いので首は持ち上げない方がバランス良いのかな?

チチブサワラ Schomberomorus chichibu

親切な事に日本語なのでキャプションを貼っておきましょう。

体形がマグロに収斂しているらしいです。

秩父市産のアザラシの化石。

オガノヒゲクジラ Parietobaraena sp.

チチブクジラ Diorocetus chichibuensis ホロタイプ

全長が約4〜6mほどでメガロドンのような巨大なサメの餌食になっていたとか。

余談ですがオガノヒゲクジラやチチブクジラを含むケトテリウム類 Cetotheridae は現在ではコセミクジラ一種しか生き残っていません。

アケボノゾウ Stegodon aurorae

上総層群 仏子層(ふっこそう)

背は小さいですが牙は立派です。

なぜか写真におさめたニホンツキノワグマ。

他にも秩父に生息する動物の剥製がいくつかありました。

展示物紹介は以上!

国内有数の脊椎動物化石の豊富な海成層の標本が充実しているので、そういうのがお好きならお勧めの施設です!

(鳥盤類が目当てなら絶対に行くな!!)


ついでに紅葉が美しかった長瀞の景色もご覧ください。

そうそう、長瀞は緩やかな流れが長く続く川ってことで(それが名前の由来らしいですが)、ラフティングの名所でもあります。僕も10年前にここでやりましたね。

あと日本地質学発祥の地らしいです。詳しいことは「長瀞」で検索するとわかると思います(丸投げ)。

今日もありがとうございます。それじゃ👋

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