盲信や偏見でその身削られて行く…。ケラトプスユウタです。
さあ! いよいよもってニューメキシコ自然史科学博物館の白亜紀の仲間たちを紹介できます。準備はいいな!

ペンタケラトプス・ステルンベルギ Pentaceratops sternbergi
ニューメキシコ州 カートランド層 Kirtland Formation (マーストリヒチアン期前期 7450万〜7330万年前)
意地悪っぽい眼窩がチャーミング。
黒光りしたテクスチャーが怪しさいっぱいですが、おそらくアーティファクトをふんだんに盛り込んだレプリカ。
長大な目の上の角が目立ちますね。ペンタケラのこの角は実際長い部類ですが、いくらなんでも長く造られ過ぎているような。その事と頭頂骨が補完されていない事の関係で、フリルの長さが目立たないですね。
一応ペンタケラ系の(比率的な意味での)フリルの長さは角竜界随一です。
レプリカ。こちらもペンタケラトプス・ステルンベルギ。
この変形感がたまらなくリアルで逆に信用したくなる一品。歪みはひどいながらもパーツの揃い方は左右とも完全に近くて素晴らしいです。
上下に手酷く圧縮されていて、角があらぬ方向に曲がっているのもそのせい。本来の形状ではないですが化石としてはカッコいいです。
パラサウロロフス・トゥビケン Parasaurolophus tubicen の頭骨。後ろ半分。(パースついててすみません)
カートランド層。
パラサウロロフスは模式種ワルケリ P. walkeri が有名でカンパニアン期のイメージが強いですが、南方のマーストリヒチアン期前期からも知られているんですね。Evans and Reisz (2007) によると、本種とワルケリは姉妹群で本種の方がトサカの曲がりが強いっぽいです。
確かボタンを押すと鳴き声を復元したものが鳴る装置がありました。
非常に有名な話ですが、頭のトサカの中が空洞で気管と繋がっておりトロンボーンとかそっち系の音に似た声で仲間とコミュニケーションをとったかもしれないという説に基づく展示です。
パラサウロロフスの親子の生体復元模型。
ハドロサウルス類 Hadrosauridae の皮膚印象。レプリカ。
ハドロサウルス類の脛骨。
カートランド層。
持ち主は全長9m、体重2.7tと推定されているそうです。
あとはオマケ他のカートランド層産化石を陳列しときますね。
カメの化石。腹甲側。
アンモナイトやタニシ。
いろんな植物の葉。
今日はここまで。
それじゃ👋
“NMMNH #6 闇の騒めき、黒い幻” への2件のフィードバック