パッションタイムだ。ケラトプスユウタです。
サウスダコタ州ラピッドシティから西に移動してワイオミング州サーモポリスのワイオミング・ダイナソー・センター Wyoming Dinosaur Center(WDC) へ向かいました。
これは途中で当然のようにめざとく見つけたWDC(とサファリクラブなる物)の看板。
ダジャレの説明をすると、ダイノ Dino (恐竜)とライノ Rhino(サイ)がかかってます。ちなみに全く同じダジャレをブロンクス動物園でも見ました。
そういえばワイオミングはトリケラトプスを州の恐竜に指定しています。サウスダコタの州化石もトリケラトプスなので引っ張りだこです。
ちなみにワイオミングの州化石はクニグティア (ナイティア) Knightiaという魚類で、サウスダコタの州の恐竜は特にないらしいです。
サーモポリス近郊の放牧地にウシがいると思ったら、アメリカバイソン Bison bison でした。近づいたら柵に向かって突進(寸止め)されました。
サーモポリスは都会だと思ってたのですが結構な田舎で、美しいウィンドリバー渓谷やボイセン貯水池などに囲まれた心地良い所でした。
WDCはこちら👆
入館料は一般成人10ドルです。
魚類や両生類、アンモナイトをはじめとする無脊椎動物の化石がかなり充実しているのですが、ダイナソー・センターを名乗るだけあってメインは恐竜です。
ベルサウルス Bellusaurus に噛み付くモノロフォサウルス Monolophosaurus
トゥオジャンゴサウルス Tuojiangosaurus
写真だとわかりづらいですが足元には二羽のヴェロキラプトル Velociraptor がいます。
年代も地域も異なる動物同士ですが、別に絡んでるわけではないと解釈しましょう。
アメリカの博物館でアジア勢が目立っているのは珍しいです。
翼竜 サンタナダクティルス Santanadactylus
シソチョウ Archaeopteryx サーモポリス標本ってやつですか。
プリオサウルス類 Pliosaurid、クビナガ竜 ザラファサウラ Zarafasaura、ポリコティルス類 Polycotylid など海棲爬虫類。
大部分が実骨で組まれたカマラサウルス Camarasaurus
曲がった肋骨が生々しい🤮
あっ! ステゴサウルス Stegosaurus がやられてる!
ズニケラトプス Zuniceratops
エイニオサウルス Einiosaurus
もろにレプリカだと思ったらキャプションによると実骨。
僕が知る限る世界で唯一のメデューサケラトプス Medusaceratops として造られたメデューサケラトプス。実骨を含んでいます。
トリケラトプス・ホリドゥス Triceratops horridus WDC LF-001 とプロトケラトプス・アンドレウシ Protoceratops andrewsi
ティラノサウルス Tyrannosaurus がヒト Homo sapiens を脅かすの図🤓
ハロウィーン仕様でしょうか?
映画などの影響で勘違いしている子もいるかもしれませんが、これらの動物も年代が異なります。
アリオラムス Alioramus のマウントは初めて見ました。
スーパーサウルス Supersaurus のジンボ Jimbo
キャプションでは世界最大(32m)の恐竜のマウントと書かれていますが、パタゴティタンのマウントが37.2mなので今では最大とは言えませんね。
まあ大きさより妥当な復元骨格かどうかが重要だと思いますけど。
ジンボの実物大腿骨。
はい。
目立った展示物をいくつか紹介しました。
広さからすると10ドルクラスの施設だと思いますが、20ドル払える充実度でした!!
そして今度はコロラドへ。
移動中に見つけたプロングホーン
ドールシープの群れにも遭遇。カナダのバンフぶりです。
これはヘルズハーフエイカー Hell’s half acre という場所。映画『スターシップトルーパーズ』のロケ地だそうです。
野生動物やバッドランドの絶景を見るとアメリカに来た実感が湧きます。そして派手に飾るよりもありのままが美しいとわかります。
巨大魚竜ショニサウルス Shonisaurus の名前の由来のショショーニ Shoshoni の街!
コロラドに向かう途中、「Dinosaur museum は次の出口」という看板が目に付いたので迷わず進路変更して急遽グレンロック Glenrock という街へ。
左がサーモポリス、右がグレンロック。
コロラドへ行こうとするカーナビを無視して着いたのはパレオン博物館 Paleon museum なる施設。
初めて見る名前でしたが調べたところアロサウルスが展示されていることだけわかりました。入館料7ドルなのでそう大した博物館ではないはずですが、行かれた事ある方は情報をくださいませ。
あ、僕はですね、木曜〜土曜の3日間しか営業していないというやる気のない博物館側の事情で入れませんでした。まあ予定外だし良いです。
お気づきでしょうか。街灯にトリケラトプス。グレンロックはやや恐竜推しのようです。
気を取りなおしてコロラドへの移動を再開すると今度は地図上にララミー Laramie の文字が!
ララミーと言えばララミー層 Laramie Formation 。そして調べるとワイオミング大学地質学博物館 University of Wyoming Geological Musuem なる面白そうな施設が存在するではありませんか!
これはグレンロック(上)からララミーまでの経路です。
そして今ララミーにいます。
明日ワイオミング大学地質学博物館へ侵入する予定です。
続く…!