楽しみは最初に取る主義。ケラトプスユウタです。
おとといは車のタイヤがパンクして午後7時半、リバティーというガソリンスタンドに駆け込んだところで終わりましたが、その顛末から。
その日の午前11時ごろにレンタカー会社(アラモ)に連絡を試み、なかなか電話そのものが通じないのと、通じても相手の調べ物や他勢力とのやり取りなどで時間を要し、代車対応してくれることに決まったのが午後1時。サポート担当のジョンは2時間で着くと言ったので、リバティーのオーナーでインド人のピーターさんの父親の爺さんと喋りながら信じて待つこと4時間🤓(午後5時)。
あ、その間ピーターさんにチーズバーガーを奢ってもらいました。
ここでしびれを切らしたのはリバティーの従業員の一人で太った初老の黒人エヴァートン・マイヤース氏。僕に代わってアラモに再び電話してくれました。これもかなり時間がかかったのですが、結局通信が途中で切れてしまって進展には至らず。そのあと2度掛け直すもどちらも「こちらの声が向こうに聞こえない現象」が起こるなどして滞りました。エヴァートンさんは折り返して来ないことにも怒っていました。「Jackass crazy stupid company!」
端末を変えて3度目のコールで話がようやく繋がると、下請けのレッカー車が来る途中で壊れた関係でキャンセルになったとの報告。別の下請けに依頼したので7時20分に着くとのこと。(その時6時20分)
ひたすら待つこと8時。既にリバティーに来て24時間半経過したわけですな。まだ来ないので、一回退勤したピーターさんが怒りながら戻ってきてまた電話してくれました。
すると“また”レッカー車が来る途中で壊れてキャンセルになったとの事で、次は別のレッカー車(3台目)が午後10時に到着すると言われました。
エヴァートン「ほんとに来んのかよ」
ピーター「もし来なかったら明日人を寄越してこっちで修理する。修理代はクソッタレアラモに請求するんだ」
あ、ピーターさんに重ね重ねのご厚意で夕飯も頂きました。片側びしょびしょサンドイッチとコーラ。
9時半、その時間で閉店なので店から出て車内で(あまり期待せず)待つこと30分。
きました。小さい車で良かったです(モンタナで借りたやつはデカくて燃費が悪かった)。
恩人ピーターさんには日本に来た時に恩返しすると約束しました。
アラモは待たせたお詫びにカーナビ代と満タン返し縛りを放棄するとの事。割にあってんのかな?🤔
フォルクスワーゲン・ジェッタとはお別れし、KIAの黒い車に乗ってそのままワシントンDCへ向かいました。
10/6 ワシントンDC。
上は『スパイダーマン/ホームカミング』でスパイダーマンが登ってた塔、下はホワイトハウス…ですよね??
屋台の密集具合はニューヨーク以上。
この界隈にスミソニアン博物館群と呼ばれるいくつもの博物館があり、目当ての自然史博物館 National Museum of Natural History (NMNH a.k.a. USNM) はその一つです。10時のオープンから突入するつもりでしたが、駐車できる場所を探すのに手こずって11時過ぎに。
庭にハッチャーと呼ばれるトリケラトプス・ホリドゥス Triceratops horridus 組み立て骨格の頭骨 USNM 2100 のレプリカがありました。歓迎されているようです。
これがスミソニアン自然史博物館。
化石の日だからなのかティラノサウルスの日だから何なのか知りませんが入館無料でした。ラッキーです🤞
出迎えるのはこの有名な巨大アフリカゾウの剥製。負けました。
展示物はあまりにも多すぎるので、今日は例によってダイジェストでお届けします。
海のホール、哺乳類のホール、化石のホールの3つが間取り上、最初にアクセスしやすい展示ホールになっています。
僕は楽しみは最初に取る主義なので化石のホールから!
マストドン Mastodon
そうそう、生命の進化に関する展示室をリニューアルのために2014年から閉鎖していたのですが、この展示室は2019年6月にリニューアルオープンしたばかりなのです。
オオツノシカ Megaloceros
初期サイ類 トリゴニアス Trigonias
名実共に最大の目玉展示
ハッチャー Hatcher (トリケラトプス・ホリドゥス Triceratops horridus)の頭を引きちぎるワンケル Wankel (ティラノサウルス ・レックスTyrannosaurus rex)…!
ティラノサウルスは屍肉だけでなく生きた獲物も襲っていた食べていたんだという気持ちが込められているみたいです。
まあダイナミックな展示は好きですよ。ダイナミックな展示は。
これはミュージアムショップで売っているTシャツですが、この展示が目玉展示であると言う動かぬ証拠。まあ証拠を出すまでもないですが。(ちなみに買ってません)
エドモントサウルス Edmontosaurus は手前にいろいろな展示物があって四肢のディテールを観せる気ないです。
そんなエドモントサウルスの手前の展示物の一つ、テスケロサウルス Theschelosaurus
骨化腱や皮膚印象が組み込まれたマウント。
セントロサウルス・アペルトゥス Centrosaurus apertus
USNM 8897
エウオプロケファルス Euoplocephalus
アンキロサウルス類 Ankylosaurid ひさびさに観た気がします。
モササウルス類 Mosasaurid プログナトドン Prognathodon
わかりやすい写真が撮れず申し訳ないのですが、ケラトサウルス Ceratosaurus を尾で打ち倒すステゴサウルス Stegosaurus
これはあれですか。肉食恐竜びいきにならないようにとの配慮ですか。
これは、話題になった「轢き殺されたステゴサウルス」!
見事なまでにぺっちゃんこですがパーツがよく揃ってるし、かっこいいです。
座って卵を守るアロサウルス・フラギリス Allosaurus fragilis
Tレックスとは対照的に大型肉食恐竜の穏やかな表情を描いたマウントで前衛的かも。
ディプロドクス・ハロルム Diplodocus hallorum
(元セイスモサウルス)
カマラサウルス・レントゥス Camarasaurus lentus
カマラサウルスはどこにでもありますが、レントゥスのマウントは初めて見ました(違いわかりませんけど!!)。
2階にも恐竜の展示室「American last Dinosaurs」(アメリカ最後の恐竜たち)という展示室が!
トリケラトプス至上主義者への救済措置か。奥にはTレックスのスタンも。
赤いライトが凶暴性を演出。
ペルム紀枠でお馴染みディメトロドン Dimetrodon
淡水ザメのゼナカントゥス(クセナカンサス) Xenacanthus
ディキノドン類 Dicynodont プラティポドサウルス Platypodosaurus
続いて紹介しますのは哺乳類のホール。
インパラ Aepyceros melampus を仕留めて木に運び終えたヒョウ Panthera pardus
こういう生態を反映した剥製は良いですね。
ライオンに襲われるスイギュウから逃げるライオン。ここでも肉食動物びいきにならないように配慮か。
良いですね。
シロサイ Ceratotherium simum
(2019年10月7日大洋さんの指摘により訂正: クロサイと表記してました)
これは海のホール
イッカクの特別展やってました。
熱帯魚の生体展示。
セミクジラの実物大模型。
ドルフィン&ユー野生のイルカと泳ぐツアー
シーラカンス Coelacanthus の一つ、ラティメリア・カルムナエ Latimeria chalumnae
セミクジラ頭骨とバシロサウルス Basilosaurus
骨に特化した展示室もありました👇
カジキなど
バーンドアカスべ Raja laevis
軟骨部分もよく保存されてます(化石みたいな言いかた)。
アメリカアンコウ Lophius Americanus
ワニ。アーマーをキャストオフ。
ダチョウ、ヒクイドリ、キウイ
クジラ等、鯨偶蹄類。
一階には鳥類の剥製展示👇
同じケースに収納してあるといった感じです。
古代エジプトのミイラが入ってそうな棺。
よく自然史系の博物館にこの手の展示ありますけど文系分野ですよね?主に。
聖なるウシのミイラなんてあるのね。
あと鉱物や昆虫、植物の展示もありましたよ。
カフェからこのメガロドン Carcharocles megalodon が見れます。
でかいのでインスタ映えです。
そういえば最近メガロドンのサイズに関する発表ありましたね(未読)。
Ancient grain bowl 古代の穀物ボウルなる物をいただきました。古代の穀物はいわゆる雑穀です。たぶん。お勧めします。
ギフトショップの内装に、立派な展示品レベルのプロトケラトプス Protoceratops
他にも同クオリティーのタルボサウルス Tarbosaurus の頭骨、ヴェロキラプトル Velociraptor のマウントがありました。
(謎にインテリア扱いされるモンゴル勢)
クチバシの意匠をもうけないだけで途端に損なわれる角竜感。
フリルの下から垂れているのは何だろうか。
トリケラトプスグミ!
とりあえずこのくらいにしておきましょう。
世界を代表する博物館に相応しい施設でした。
明日はカーネギー自然史博物館へ向かいます。
体重を減らすのを助ける機能【イージースムージーグリーン】