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昨日、9月29日は元ヘルズキッチン Hell’s Kitchen ことクリントン Clinton とチャイナタウン China town を散策しました。
大雑把にこの赤丸の辺りです。左がクリントン。右がチャイナタウン。本当に大雑把なので確実にほかの地域も入っちゃってます。
タイムズスクエアからクリントンへ向かう途中にあった劇場ではハリー・ポッター(魔法使いの男の子の話)のミュージカルをやっているようです。
ヘルズキッチン公園 Hell’s Kitchen park
この地域は以前は移民が多く暮らす下町で、彼らが営む外国料理店も多く存在すると共に外国系のギャングの拠点でもあったということで治安が悪かったそうです。だもんで「地獄の台所」を意味する名前がついたと聞いています(諸説あり)。
アメコミファンの間ではデアデビル™️というヒーローのテリトリーとして非常に有名です。
目がいっちゃってるブタが目印の中華料理店。
現在ではオシャレチックな店や再開発によって建てられた高層ビルなんかが入り乱れる特殊な地域になっています。
ハドソン川に面する港には イントレピッド海上航空宇宙博物館 Intrepid Sea Air and Space Museum なる施設がありました。軍艦がそのまま博物館になっているような感じです。興味ないとは言いませんが、オカネを温存しないと身が持たないので今回は遠慮しときました。
ヘルズキッチンのヘルズキッチン。
アメリカに来て韓国料理を食べない手はない!ということでランチはヘルズキッチンのレッドポーク Red poke という店でいただきました。
名称不明の料理。
糸こんにゃくがメインですが、ほかの要素は自由にカスタマイズしてくれというシステム。ソースはコリアンなんとかソースを選びました。濃いと思いましたが美味しいです。ラーメンスープにありそうな味です。
値段は10ドルちょっと。
続いてチャイナタウン。
ニューヨークにいる事を忘れて香港を思い出すほどチャイナタウンです。
マクドナルドにもバンク・オブ・アメリカにも中国語の対訳があります。
このような寿司屋もありました。どうぞ DOUZO という名前。記念に撮っただけです。
(ただの旅ブログじゃないか)
そして今日はセントラルパークとフィフスアベニュー Fifth avenue を散歩してからジョン・F・ケネディ空港(レンタカーを借りる予定)へ向かうという流れ。
セントラルパーク内のアリス・イン・ワンダーランド Alice in Wonderland なるオブジェ。
フィフスアベニューには美術館が乱立しています。少なくとも4つはありました。
有名なメトロポリタン美術館 Metropolitan museum 前の噴水。濡れそうで濡れない位置で昼寝する男性を撮りました。
グッゲンハイム美術館 The Solomon R Guggenheim Museum
クーパー・ヒューイット美術館 Cooper Hewitt Museum
クーパー・ヒューイット美術館のスーダン
去年亡くなったキタシロサイ最後のオスです。
Alexandra Daisy Ginsbergさんの手によるCG作品。
そして空港に向かうわけですが、ニューヨークの地下鉄はやっぱり難しいです。某ウェブサイトには路線ごとに番号が書いてあって易しいみたいな事が記述されていましたが、6日間もニューヨークにいて全然慣れませんでしたよ僕は! 上りと下りを間違えまくる上、駅によっては構造上プラットホームから別のプラットホームに移動できないのも厄介。まあもともと日本でも乗り換えは大の苦手ですけども。
そういうことも相まって、前回の冒頭では30ドルで1週間分の定期を買うと元が取れないかもしれないから考えた方が良いような事を言いましたが、5日もいるなら絶対にその定期を買うことをお勧めします。次回があるなら確実に僕はそうします。
乗り換えを、数えるのもめんどくさいレベルで間違えまくった結果、一度ニューヨークメトロからロングアイランド鉄道(以下ロン鉄)なる特急電車(日本で言う「とき」とか「サンダーバード」のような感じ)に乗り換えることになったのですが、順当にニューヨークメトロだけで行けば一律の2.5ドルだけで空港まで来れたものを、ロン鉄はJRと小田急線の関係のように経営母体が違うため5ドルくらい払いました。つまりそこまでで上手くいったパターンと比較して3倍の運賃。
チャージングブル(この前紹介した雄牛の銅像)に触ったお陰で金運が下がってるってか(迷信では上がると言われている)。
なのでニューヨークに行かれる方は、お帰りの際は必ずニューヨークメトロだけのルートで帰られる事を推奨します!
ですがその後の苦労に比べればここまでは全然序の口。ロン鉄ではケネディ空港の7km(直線距離)手前のジャマイカ Jamaica という別の国みたいな名前の駅までしか行かず、そこでまたニューヨークメトロに乗り換えなさいよいいからという予期せぬ展開に。
そこまででメトロカードの残高を使い果たしていたので、券売機にてクレジットカードを使って2.5ドルチャージ(他の駅と同じで一律2.5ドルだと思った)。ところがなぜかジャマイカから空港までは通常の倍の5ドルかかるのでゲートを通れず。ちなみに往路では無料でした。
もう一度さっきと同じ方法で2.5ドルチャージを試みると今度はなぜかクレジットカードを受け付けないではないか! それを5回は繰り返し、ロイヤル・カナダ銀行 Royal Bank of Canada の仮キャッシュカードでも試したものの上手くいきませんでした。
カナダ銀行のは“仮”キャッシュカードなのでまあわかるんですが、クレジットカードがいきなり使えなくなるのは理解不能。まさかさっきの2.5ドルの支払いの直後に止められでもしたのかと思い、駅の売店で飲み物4ドルを買ってみるとそれは上手くいきました。つまり止められてはいないのでますます理解不能。
そうこうしていてもらちがあかないので駅から出て徒歩で空港にアクセスする事を決断しました。ちなみに客観的事実ですが荷物は30kgで目的地までの距離は7kmです。
ジャマイカと空港の間にあるクイーンズの住宅街。余談ですがピーター・パーカー(スパイダーマン(クモに噛まれた子))が生まれ育ったという設定の街です。
あ、スパイダーマンで思い出しました。
セントラルパークの屋台で買ったスパイダーマンのアイスバー。
買った時から包装が破けていてセロハンテープで補修してありました。味はアメリカのお菓子の味で色は食用タール色素由来くさい。
話が脱線しましたが、空港まであと半分の地点で自動車しか通っちゃいけない雰囲気の道路にぶち当たりました。
↑ちょうどこの青いポイントです。
『徒歩での経路を案内できません』
『2地点間の経路を案内できません』
なんて書いてありますね😇
この場所にガソリンスタンドがあったので、メガネのラテン系店員に「空港まで徒歩で行くことは可能ですか?」と尋ねました。
「タクシーで行った方がいいよ」と言われました。
「キャッシュないです」本当にないですから。まあクレジットカードでもいけるだろうけど温存したいし(そもそも使えるかも確実じゃない)。
「あそこで給油してる人にきいてみれば。空港に行くかも」
というわけで黒のセダンに給油していたヒップホッパー風の男性に尋ねました。
「すみません、空港に行きますか?」
「いや、行かねえよ。空港ならそこの道、今あのトラックが曲がってく道見えるだろ?」
「おぉ、はい」
「あの道まっすぐ歩いて行けば着くぜ」
「まっすぐ? あの道?」期待と疑いを込めて。
そこへさっきの店員が走ってきました。「あんた何いい加減なこと教えてるんだよ。歩いてなんて行けるわけないだろ。40分はかかるぞ」
「40分? 40分なら行けます」僕は口を挟みました。1時間かからないなら御の字です。
ヒップホッパーも続きました。「行けるだろ、30分で行けるぜ。中国人舐めんな」
中国人とはこの場合僕のことです。
店員「30分で行けるか。でも車で行った方が良いと思うけどな」
黒人「空港なんてすぐそこじゃねえかよ。行けないのはお前だけだぜ」
僕「歩行者用の道があるんですよね?」
黒人「そうだよ。パッセンジャー用の道に繋がってるから、まっすぐ行けば着くよ」
店員「まあ行けるか。外の風を感じながら歩いて行くのも良いかもね」
黒人「こんなクールなバッジ(トリケラトプス)帽子に付けてる野郎に行けない場所なんてあるかよ」
僕「わかりました笑 行きます。ありがとうございます」
(バッジと帽子はこれのこと。我ながら似合ってないですが、これを被って似合う男になれという事です)
会話の内容は他愛もありませんが、まともな人間と話すだけで気力が湧きます。
2人とのやり取りを経たあと、1時間 くらいで空港に着きました。21時半くらい。途中明らかに歩行者が通ることを想定されていない道も通りました。
まあ着いたから良いです。
『徒歩での経路を案内できません』
『2地点間の経路を案内できません』
なんて地図アプリには言われても、道が正しければ進み続ければ必ず着くのです。また証明されました。
今日はニューヨークにいる奴の中で一番歩いたはずなので疲れましたが、トリケラトプスが絶滅した事と比べればどうということはないですね。それに仕事もせず旅行に来ている時点で感謝しなければならないのでしょうね。
心配なのは明日、車を借りる際にクレジットカードが使えるかどうかです。使えなかったらゲームオーバーかもしれません。
恐竜要素皆無ですみませんが、今日はここまで。車を借りれた🤗という報告が出来る事を願います。
ではまた👋