ちなみに中国で海竜(海龙)と言うとタツノオトシゴのことです。ケラトプスユウタです。
白亜紀の間、少なくともモンタナの一部は西部内陸海路(北米大陸を東西に分断していた内海)の底でした。その東海岸は現在のモンタナのどこかに存在していると言われています。
7500万年前、海面が上昇してロッキー山脈の東側は水浸しになったそうです。それによってできた浅い海はベアパウ海 Bearpaw sea と呼ばれ、様々な海洋生物のすみかとなっていたと言われています。
(ガラスの映り込みは気にしないでね♪)
大きい方が 種不明のモササウルス Mosasaurus sp.
MOR 006
ResearchGate によると、“モササウルス・コノドン” “Mosasaurus conodon” として扱われている標本のようです。
左の小さい方が未命名(2019年9月現在)のエラスモサウルス類 Elasmosauridae indet.
MOR 2577
ちなみに歯が一本も保存されていません。
プラケンティケラス Placenticeras
大きくてきれいなアンモライト。
こうなってしまうと宝石としてしか見られないかもしれませんが、モササウルスのエサになっていたかもしれない動物の遺物でもあることを忘れずにいたいですね。どこにいようと。(思ってない)
さっきと別の首長竜類 Plesiosaur
これはサーモポリス頁岩 Thermopolis Shale という累層(後期白亜紀 アルビアン期、1億〜1億1300万年前) から発見された物のレプリカです。
サーモポリス頁岩の路頭はカナダ中部からモンタナやワイオミングにかけて広がっています。
こちらも西武内陸海路の堆積物から成る地層です。
ささやかですが今日はここまで。明日からはいよいよロッキー博物館の大目玉の展示室に突入します…!
ケラトプスユウタでした。
参考文献:
Southern Alberta Dinosaur Research Group, Bearpaw fauna in Alberta.