時間は貴重品で無駄にはできないと言うけど、無駄にしかしてない気もする。ケラトプスユウタです。
今日もロッキー博物館のクローバリー層の恐竜を紹介します。
これはなんだー?!
ヒント: 図鑑などでよく肉食恐竜にバラされてる植物食恐竜です。
恐竜ファンの方はもうおわかりですね。そんなクローバリー層の恐竜といえば、テノントサウルス・ティレッティ Tenontosaurus tiletti しかいません。
鼻腔は前後に長く、頬骨はまあまあ発達してますね。
S字に曲がった強靭そうな首。
前肢は比較的がっしり。後肢の保存は左右とも大腿骨だけのよう。
骨化腱で強化された長い尾が特徴的。
そしてお気づきだったでしょうか? このテノントサウルスの周り、ところどころに鋭い歯が点在しています。デイノニクス Deinonychus の歯です。11本あります。歯だけです。
死んでいたテノントサウルスを漁ったのか、襲って食べたのかはわかっていません。
そしてテノントサウルスを襲うデイノニクスのマウント。
二度目くらいになりますが、よくデイノニクスに対して巨大に描かれがちなテノントサウルスは実際の体格差はこの程度です。
テノントサウルスが若いとか普通より小さいとかデイノニクスが普通より大きいとかではなく、復元画の方が「デイノニクスは群れで大きな獲物を襲う動物」を強調する目的で意図的に体格差を盛っているんだと思われます。
裏側は生体復元模型になっていて“人体模型”と同じリバーシブル仕様。デイノニクスがハートブルー(原題: Point break)に出てくるサーファーみたいで好みじゃないです笑
恐竜の頭骨もふつうの脊椎動物の頭骨と同じように複数の骨の集合体ですよという説明。標本はテノントサウルス。
続きまして、西部内陸海路 Western interior seaway のエキゾチックな動物たち。展示は2種類だけですけど。
西部内陸海路の生物自体は紹介したことあるんですけど西部内陸海路の説明はしたおぼえないので今挟みますね。
簡単にしか説明できないんですけど、白亜紀には北アメリカ大陸を西の「ララミディア大陸」と東の「アパラチア大陸」に分断していた内海が存在していたらしいです。それが西部内陸海路です。
ケラトプス類の分布なんかを語る上でも大変に重要な存在です。
テルミノナリス・ロブスタ Terminonaris robusta なる海ワニの一種。前半身のみですが、かなり立体的に保存されていて美しいです先生。
首長竜 Plesiosaur
長からず短かからずといった首の長さ。
_とその生体復元模型。
明日は満を持してオリクトドロメウスを出します!(満を持してないことは知ってます)
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