悪魔の火!(優しい)

生物分類技能検定2級不合格。ケラトプスユウタです。

2018年10月6日、僕はヴァーナル Vernal の街からプライス Price の街へ向かっていました。そこには東ユタ大学 East Utah university という大学があり、古生物学の博物館が付属しているのです。

僕は旧跡寺社を訪ねるより、街のファーストフード店や場末のダイナーに入って人々の口にするものを知るのが好きなので、そんな風にして道程を楽しんでいます。

この日、タコベルというテックスメックスのチェーン店に昼頃に立ち寄り、ハロウィーンシーズン限定の名称不明の炭酸飲料を飲んでタコスを食べながら、新聞を読んでいるオヤジを眺めていました。

DIABLO FIRE! (MILD)

(悪魔の火!(優しい))

はい、タコスのソースです。

わずか数メートル目の前で座っている人の人生を一切知らず、結局知り合うこともないというのは良いものですね。日本でもよくあることですが、僕は自分のことを知らない土地を旅しているとそんな事を考えてしまいます。

約1万年前、前回の氷河期、ユーラシア大陸と北米大陸をつなぐ陸橋をモンゴロイドが北アジアから北米へ渡って来たと言われています。ベーリンジアは、約6000万年前の白亜紀には恐竜たちも行き来していたことがわかっています。そう考えると1万年というのはそれほど遠い昔とは思えませんね。ヒトの一生が50年とした時に、200回繰り返した程度の時間です。前回の氷河期は途方も無い過去という程じゃないわけです。

そんな風に考えていたからか、アメリカの歴史がかなり最近のことのように思えます。西部開拓時代の建物を前にして、それが150年前のものであることに愕然としてしまうのです。人類史の浅さに対してでしょうか、それか、文明の発達のスピードに対してでしょうか。

アメリカに来て良かったなと思うのは、二つの時間の流れを持てた事です。百聞は一見にしかずと言うように、我が身で感じることと、読んだり聞いたりすることでは全く違う経験ですね。日本でもまた少し違う気持ちで旅行をして行けます。

アメリカのバッドランドが恋しいです。それじゃ👋

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