みんながレポートしてる時は、しなくていっかってなる。ケラトプスユウタです。
今日はなんか二種類のテリジノサウルス類 Therizinosaurid が並べて展示してあったので、それを紹介します。
テリジノサウルス類全般の概要は以前の復元教室レポートをご覧いただくと良いかもしれません。
とりあえず、白亜紀に植物食に適応したと思われる獣脚類の一群ですね。
ノトロニクス Nothronychus
ズニケラトプス Zuniceratops と同じモレノヒル層 Moreno Hill Formation (白亜紀後期チューロニアン) のテリジノサウルス類。
日本だとあそこで見れます。北海道中川町の化石博物館。
鋭い末節骨(爪の骨)を備えた手。「ナマケモノの爪」を意味する属名の由来です。
たぶんこの場合のナマケモノは木にぶら下がってる現生ナマケモノじゃなく、オオナマケモノ系 Megatheriidae のナマケモノかと思います。
枝を引き寄せたり護身用の武器にしたりといった用途があったんじゃないかとささやかれています。
よく見ると(表面が粗い)レプリカと(つるっとした)アーティファクトがわかります(別にそれを見せたいわけじゃないですけど)。
ファルカリウス Falcarius
マイナー(だと僕は思ってる)なわりによく見ますね。
胴長短足。
シーダーマウンテン層 Ceder Mountain Formation イエローキャット部層 Yellow Cat Member(白亜紀前期バーレミアン)のテリジノサウルス類。この仲間では既知の中で最も基盤的で年代も古いはず。
身体がそう大きくないし足も遅そうなので共存していたユタラプトル Utahraptor のような捕食者に対してどのような防衛手段を講じていたのか気になりますよね?!
日本では御船町恐竜博物館で会えます。
最後にあまり関係のないユタケラトプス Utahceratops とのコラボ。
ささやかですが今日はこのくらいで勘弁してください。
それじゃ👋