好日、カイパロウィッツ

昨日からアメリカ編に突入しております。ケラトプスユウタです。

2018年10月3日

ユタ州 グランド・ステアーケースエスカランテ国立公園は初秋も終わり、秋が深まっていました。

正午前、フィールドの中に車を停めて歩いていると、プレーリードッグの声があちこちから聞こえてきます。

砂の地面の上にはアメリカバイソンの糞が落ちていて、いったいこの見通しの良い場所のどこにあんな大きな動物がいるのだろうと思っていました。

頰をなでる風の感触も良く、ここが北アメリカ大陸であることがわかります。

情緒とは奇妙なものですね。些末であることおびただしい日々に踊らされる一方、風の感触や秋の気配でこんなにも満たされるのですから。

情緒というのは、意外なほど浅いのだと思います。ヒトは生きていけるギリギリの十分な浅さの中で暮らしていくようにできているのでしょう。

2017年にセントロサウルスのボーンベッドの中に立ち、ドラムヘラーで断片ですけどハドロサウルス類も見つけ、如実に何かが変わろうとしています。

あれ以前、僕の頭の中は北アメリカのことでいっぱいでした。角竜に取り憑かれたように北アメリカへ行くことしか考えていませんでした。

この見晴らし台からは、遥か彼方のワサッチ山脈の連なりが見えます。この土地に眠る恐竜たちに、僕は存在をまだ悟られていない気がしました。

カイパロウィッツ層はコスモケラトプス Kosmoceratops 、ナストケラトプス Nasutoceratops 、ユタケラトプス Utahceratops といったケラトプス類の他、鎧竜アカイナケファルス Akainacephalus 、カモハシ竜グリポサウルス Gryposaurus 、ティラノサウルス類 テラトフォネウス Teratophoneus などの恐竜が多く見つかっています。

誰もがそれぞれの望んだ生活を探して生きています。便利で快適な生活をやめ、原野に戻る白人。問題を抱えながら急激に近代化してゆくネイティブアメリカン。その中で人々がどんな生活をして行くのか。それはやはり僕とも無縁ではないです。

谷に差し掛かると撮りたくなるものです。

とりとめない事を書き綴ってしまいましたが、半年前の写真でその頃の自分に引き合わされたものです。

恐竜🦕マークで有名なシンクレア社のガソリンは「Dinocare」という商品名。

ユタ州北部のセントジョージを目指して荒野を走っています。そこにある博物館を明日紹介しますね。それじゃ👋