…そう、恐竜の日じゃない日などないなのだから。ケラトプスユウタです。
10月3日、羽田空港からアメリカへ発ちました。
デルタ航空でロサンゼルス空港を経由してユタ州のソルトレイク空港に着地。
レンタカー(シエンタ)を借りてワーウィープ層(白亜紀後期カンパニアン、8000万年前ごろ)やカイパロウィッツ層 Kaiparowits Formation (白亜紀後期カンパニアン、7500万年前ごろ)の横たわるグランド・ステアーケースエスカランテ国立公園 Grand staircase-escalate National Monument というところを目指します。
あいにくの曇りで大変申し訳ございません。
夜間も濃霧の中山道を進んだのですが数メートル先しか見えなかったので恐かったです。対向車のヘッドライトが反対車線なのか進行している車線なのかわからないし。
早朝に目的地到着。ひとまずビジターセンターのオープンを待ちます。周辺をうろつきながら。
これは事故車ですが、ビジターセンターの看板の写真をアップで撮ったもの笑
明日は我が身という警告ですね。
現地の砂漠性のトカゲの像。
化石も有名ですが、現生動物の観察やハイキング目当てで訪れる人も多いようです。
この中にシカが4頭います。本当です!
9時、ビジターセンターに侵入!
紙でできたディアブロケラトプス Diabloceratops が迎えます。
P2(第2縁頭頂骨)(フリルの長い角)の向きが想定される方向と違う
かわいいですね🤓
よくディアブロ(スペイン語で悪魔)の名前にひっぱられてか黒や赤の攻撃的なイメージで塗られがちですが、これは鮮やかな緑とオレンジで好感が持てますよ。
そしてこちらがディアブロケラトプス・エアトニ D. eatoni
ラストチャンス・スカル Last Chance Skull ことUMNH VP 16699の復元頭骨。
ディアブロ先輩はワーウィープ層下部中層から見つかったケラトプス類。
実際には見つかっているのは右半分で、この見えている左半分はその反転コピー。
念のため4つのアングルから。
個人的にはディアブロと言うほど特別悪魔じみてないと思います。
先日投稿した恐竜復元教室メデューサケラトプス編レポートでも紹介したかもしれませんが、ディアブロケラトプスは知られている中で最古のケラトプス類でして、プロトケラトプス類 Protoceratopsidae のような短冊状の鱗状骨、ケラトプス類の直系の祖先に近いと思われるズニケラトプス Zuniceratops のような比較的前に伸びて後ろに反った上眼窩角が原始性を物語ります。それでいて派手なP2(たぶん変形を修正すればもっと前向き)がユニークです。
日本でも意外と目にする機会が多いので、えー、よろしくお願いします🤓
ビッグホーン Ovis canadensis はエスカランテの代表的哺乳類のようです。
今日はアメリカ編の最初の記事ということで軽めに終わらせましょう。
明日は公園内のもうちょっと美しい写真をお見せできるはずです。それじゃ👋