獣脚類 #7 / 地上に残った盗賊たち

手首から先の細さと足の小ささがコンプレックス。ケラトプスユウタです!

今回紹介できますのは、近鳥類 Paraves の中で鳥類を含まない方のクレードのデイノニコサウルス類 Deinonychosauria の動物達です。早速やって行きたいと思います!😋

シノヴェナトル Sinovenator

前回の記事で紹介したイ Yi やエピデクシプテリクス Epidexipteryx のようなスカンソリオプテリクス類 Scansoriooterygidae の羽毛恐竜と比べて『普通っぽい』恐竜が出てきたとお思いかもしれませんが、彼らよりも鳥類に近縁なデイノニコサウルス類のトロオドン科 Troodontidae の恐竜になります。

遼寧省の白亜紀前期の地層から知られるシノヴェナトルはトロオドン科の基盤的位置付け。

頭部に初期鳥類の特徴とトロオドン類の特徴を併せ持っているとのこと。

以下ずっとトロオドン類です。

シノルニトイデス Sinornithoides

産状のレプリカ。眠っている姿勢を腹側から見ている感じですね。

ザナバザル Zanabazar

元サウロルニトイデス・ジュニオル Saurornithoides junior と言った方がわかりやすい人もいるかもしれません(僕はそうでもない)。歯がサウロルニトイデス・モンゴリエンシス S. mongoliensis よりも多いってんで属が分けられたそうです。(だから模式種なのにジュニアなのね)

今やトロオドン類代表 ステノニコサウルス Stenonychosaurus

(キャプションでもちゃんとステノニコサウルス)

未記載の標本であるような記述でしたが、とりあえず一部アーティファクトの復元骨格。

シノルニトサウルス Sinornithosaurus 実物

はいパースついてます。すみません。

ここからラプトルことドロマエオサウルス類 Dromaeosaurid。

シノルニトサウルスはその中でも昨日紹介したミクロラプトル Microraptor に近いミクロラプトラ Microraptora に含まれています。

歯の内側に溝があり、毒腺をもっていたという説がありましたが、毒のない現生動物にも見られる特徴ってことで今では否定されているみたいです。

ティアニュラプトル Tianyuraptor

産状レプリカ。

中国の基盤的ドロマエオサウルス類で、南米系ドロマエオサウルス類の祖先説と基盤的ミクロラプトラ説があり細かいタクソノミー(位置付け)がはっきりしないやつです。

ちょっとカッコいい風味。わからないか。

リンへラプトル Linheraptor 実物

顎の下に舌骨(舌を動かす筋肉の付着部)が保存されている点に注目。

ほぼ完全な全身骨格でほぼ全ての骨が関節し、変形が少ないというスゴい標本。

みんなのアイドル🤓 ヴェロキラプトル・モンゴリエンシス Velociraptor mongoliensis

上下に圧縮されているので過剰に細長く見えます。圧縮されてなくてもジュラシック・パークのヴェロキラプトルよりは断然細長いのはそうなんですが。

ひさびさの角竜要素として、闘争化石の生体復元模型。見てわかる上に書いてあるように、プロトケラトプス対ヴェロキラプトルということですね。実際の闘争化石のポーズと違ってヴェロキラプトルが引きつけようとしてるように見えるのが嫌ですけどね(角竜びいき)。

ブイトレラプトル Buitreraptor

南米アルゼンチンのドロマエオサウルス類(ウネンラギア亜科 Unenlagiae)。

歯が小さく全てが華奢なので、大型動物ではなく昆虫や小さな哺乳類、トカゲなんかを食べていたのではないかな??

アウストロラプトル Austroraptor 復元骨格

この手のやつにしては表面の質感がチープじゃなくて良い感じがしますよ。

こちらもアルゼンチン産ウネンラギア亜科。

最大級のドロマエオサウルス類ですけど、やっぱり体格は華奢で歯も小さいです。頭は長く大きいせいか前肢が(短くはないものの)細い。

余談ですが、冒頭で述べた通り僕も手首から先の細さがコンプレックスなのでアウストロラプトルも言われたくない事だったかもしれませんね🤓

北米のほかの大型ドロマエオサウルス類の方が強そうです。

細長い顔の大型獣脚類にはありがちな魚食説あります。


もう満足ですかね? いや結構紹介しましたよ。たぶんあと二回でこの特別展レポートは終わります。

それじゃ👋