恐竜王朝 Dinosaur dynasties #2 今日卵を一つもつよりも

「発送を以って代えさせて頂きます」は「発想を持って変えさせて頂きます」だと思っていました。ケラトプスユウタです。

  • 前回のあらすじ:御船町恐竜博物館の特別展。ジュラ紀の恐竜をいくつか紹介した。

ということでさっそく続きやります!

マイアサウラ・ペーブレソルム Maiasaura peebresorum の巣

赤ちゃんの復元骨格と卵の生体復元模型(って言うのかな?)

恐竜が好きな人はみなさんご存知とは思いますが、子育て恐竜として知られています。

ホーナー博士の代表的な学説ですね。

卵の化石。縦長の楕円形。エロンガトーリトゥスだっけね(卵の学名)。

ファストフスキー博士によるとハドロサウルス類 Hadrosauridae のベイビーは巣の中で見つかる事が多く、彼らは生後8〜9ヶ月もの間そこに留まっていたことは明白だそうです(参考文献今度載せます)。

成長が遅く、僕たちや鳥類と同じく親の影響を受けずには成長できない K戦略(少なく産んで大切に育てる戦略)の動物だったと広く信じられています。

どんなに子供たちがやかましく、目障りで言うことを聞かなかったとしても、親は彼らを生存させることができたのでしょう。

マイアサウラの骨。幼体と成体の脛骨の比較です(毎度ながら反射すみません)。

テスケロサウルス類 Thescerosauridae オロドロメウス・マケライ Orodromeus makerai 骨を見ればわかるとおり、奥の模型は少なくとも成体サイズではありません。

サウロルニトレステス Saurornithorestes 。キャプションではマイナー呼ばわりされていましたけどそうでしょうか? 古くから知られているし、カナダではドロマエオサウルス Dromaeosaurus に次いでドロマエオサウルス類 Dromaeosauridae を代表する存在で準メジャーという感じでしたけど。

タクソノミーは詳しくわかっていないらしいです、アジアのヴェロキラプトル Velociraptor に近縁と聞いたことがあります。たしかヴェロキラプトルと共にヴェロキラプトル亜科 Velociraptorinae を構成するんじゃなかったかな? 違ったらすいません。

疑問名三銃士の一角 “トロオドン・フォルモスス” “Troodon formosus” 生体復元模型。

トロオドン類の巣卵。当初はさっき紹介したオロドロメウスのものとされていたものです。

今日はここまで! さよなら!